2014年6月4日の活動

警視庁。交通部交通規制課課長代理。震災交通対策係長。
【災害時の交通規制における警視庁の取り組み】
 警視庁は、災害時の交通規制PRビデオを作成した。
 東日本大震災時、都心は震度5強だったが、警視庁は、緊急交通路指定に23時間かかった。道路混雑は翌朝4時まで続いた。
 都内の高速道路上には、震災時、2万台がいた。
 岩手県は一部を緊急交通路指定したが6時間かかった。
 緊急交通路指定以外に、道路交通法に緊急自動車専用路指定や、各警察署の署長規制がある。
 第1次交通規制計画は、警視庁で作成した他、現在、大阪府・兵庫県も検討中。
 警視庁は、災害時、例えば夜間の体制でも何%警察官が配置できるか想定した(4車線の交差点に4名、それ以外2名)。
 今後、都内が震度6弱で、死傷者が出た場合、発災してすぐ、警視庁は規制をかける。白バイが道路状況を確認する(耐震診断ではなく、通れるかどうか)。
 “防災対応型信号機”を警視庁は、環状7・8号線などに105基設置済み。今後、年間10基設置していく(1基1千万円)。
 昨年、朝霞駐屯地で埼玉県と連携して訓練を行った。訓練を行う時はチラシを40万部配布。今年は、千葉県と国道6号線で訓練を行う。

“交通規制支援ボランティア”(警視庁が地域の方を募集している)。
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 警視庁では、災害時を想定した“交通規制支援ボランティア”を募集・要請。現在2535名。(これは特に参考になった。早速、埼玉県警に要望する)
 ビデオは、今後、映画館・電車内で上映していく。
 新宿区は、災害時、コインパーキング会社との協力を模索した。

原発のない社会をめざす地方議員ネットワーク グリーンテーブル(衆議院議員会館)。
 民主党本部に対し、全国の地方議員が要請する準備会議。私からも問題提起させて頂きました。
島根県議。島根県は唯一、県庁所在地に原発がある(3基)。貧しい地方のほっぺたを札束で叩くのは問題だと思う。
福島県いわき市議。市民の中では再稼働して欲しくないという声が多い。
終了後、群馬県議と会合。

『菅直人が語る福島原発事故の真実』講演会。
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菅 直人が語る福島原発事故の真実 講演会(武蔵境)。
 原発についての最初の報告は「全ての原発は、無事に停止した」という報告。
 それから1時間経たないうちに、全電源喪失・冷却機能停止との報告。
 原発の自己崩壊熱。停止中の原発10万キロワットで10%。
 夜10時頃だったか。「まだ(原子炉内に)水がある」という報告だったが、実際には水位計が壊れていた。
 午後5時頃にはメルトダウンは始まっていた。スリーマイルは、圧力容器内にメルトダウンが留まったが、福島原発は2700℃で圧力容器が溶け、コンクリートを削り始めた。
 2号機格納容器の放射線量は現在、70シーベルト。水位は60cm。水面から頭を出しているのか社長に聞いたら「分かりません」との事。水が貯まらないから汚染水。海に流れていないというが、相当出ている。今なお事故は続いている。
 吉田調書を読まれている方は、どのくらいいますか?(過半数が手を挙げる)。
 吉田所長は「東日本の壊滅」という話をしている。
チェルノブイリ事故は1基だけ。軍隊で上から石を投げ込んで石棺にした。
 福島第1・2原発は10基、使用済み11か所。制御不能になったら、チェルノブイリの100倍くらいの放射線量が出る危険性があった。原子力委員会の委員長がシュミレーション。避難者5千万人、日本の面積の1/3。紙一重だった。
 私自身も原発事故前は、安全神話だったが、180度考えを変えた。
 1つの事故で人口の4割が逃げ出さなきゃならないのは、原発事故だけ。人間がつくった原発。無くしてしまえば事故は起きない。
 東電・自衛隊・消防、命がけで頑張ってくれたが、神のご加護があった。
 屋根が吹っ飛んでいたから外から水が入れられたが、内側・冷却機能が戻ったのは、1か月くらい経ってから。放射能の強さが半減するのは、2万4千年かかる。
 飛行機が突っ込んだ時の為に、格納容器は2重になっているのが、ヨーロッパの基準。

福山哲郎参議院議員。
 452日間、菅総理に仕えたが、菅さんに仕えるのは、大変だった。しかし、人の悪口は言わず、根も葉もない報道には反論しなかった。
 無理が通れば、道理が引っ込む。
 東電は事故当時「大丈夫だ」「電源車を送って下さい」「いちいち政府から指示を出すのは、けしからん」だった。一番優先なのが、電源車なら、官邸が指示するのは当たり前。しかし、送ってみれば、電源車のソケット・スペックが合わない。東電は電気屋さんではないのかと思った。
 オバマ大統領と菅総理の電話会談「何でもする」が0時半。ベントしたいと東電が言われたのは1時。夜中の3時に「ベントする」と言ったら、パニックにならないかとは思ったが、1分でも早く情報を出そうと、3時に記者会見。
 12日4時、長野・新潟で震度6強。1日のうちに国内で3回も震度6強があった。
 ベントが停電で出来ていないと東電から報告があったのが5時。5時44分、10km圏内避難指示。6時まで全く東電から指示無し。
 アメリカが冷却剤を日本に送るとの報道があったが、そんな魔法な物は無かった。あったのは水。情報の一人歩きだった。
 東電は撤退を、一時退避だと言ったが、官邸にいた人間は一時退避だとは誰も思っていなかった。菅さんがどなったと言うのは全くナンセンス。もし、菅さんが福島原発に行かなかったら、今度は「リスクを負わずに官邸にいた」と絶対否定する報道をされた。
 その後、浜岡原発の停止を決めた。止めなければ東京・中部・関西もやられる。
 脱原発依存を発表。ドイツ・メルケル首相と会談。
 菅さんは海江田代表に「再稼働ゼロ」も名言して欲しいと先日言った(以上)。

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『菅直人が語る福島原発事故の真実』講 演 会
~あの時本当は何が起きていたのか…今こそ伝える義務がある~
(ゲスト:福島県南相馬市長 桜井勝延氏)
6/21(土) 19時~ 府中グリーンプラザ 会費:千円

菅直人夫人と意見交換。脱原発への企業の取り組みについて。
武蔵野市議・前都議・多摩市議と会合。
(0時半過ぎに帰宅)