なぜ 一昨日までに、県庁はこの事を【公表】しなかったのでしょう?この事を知っていた県庁職員は何人ですか?
こういう時にいつも思うのは、「担当するのが『公務員』である必要がありますか?」。公務員制度は、上司の意思に反する事を言ったり、動いたりしてもクビにならない為の制度でした。これで私が県議になって、県庁の隠ぺいは2度目(①県教委による『障がい者雇用の水増し不正』)。
東松山市の関係の方とも私は話しています。県庁は取材に「詳細についてはコメント出来ないが、感染者に対する県の対応に問題は無かった」と話しているとの事。
(写真はNHK)
自宅待機 別の男性も死亡 埼玉 新型コロナで―NHK NEWS WEB
【『自宅待機者』2人の死亡 再発防止策】
私がコロナウイルス対策について医療関係者、白岡・東松山市の関係者などに伺い、他会派の県議と意見交換して提言文を作成し、個人としてでなく県議会として、知事への提言文となりました。お読み下さい。
私が知事への提言文を作成したのは、知事などと直接やり取りした事以外で、これで5度目。
コロナ【『軽症』者のイメージと実際】
「軽症と重症の違いは、軽症には かなり高い熱があるが、重症は人工呼吸器や酸素吸入器が必要。
自宅待機という場合があっても、何らかの形で医師が関与し、健康状態を伺う必要がある。保健所は忙しいので」日本感染症学会指導医 水野医師
同じ主旨を知事に提言しています(前述)。
(NHKより。今夜)
自宅待機中、亡くなった70代の方は、衰弱し、食事も出来ない状態だったという。
それでも県庁は「軽症」と呼んでいる。
埼玉でさらに自宅待機中の70歳男性死亡 入院希望も受け入れ先なく―Yahoo!ニュース
【『自宅待機者』2人死亡の検証】の着眼点 (1)
まず、そもそも普段 患者を診ていない保健所の保健師に、患者との電話でのやり取りを委ねている事に、改善しなければならない問題点がある。
そして、52才の方が亡くなる前日の夜、連絡したのは、容体が悪化した患者本人からだったのではないか?容体悪化を保健所が確認したのに、なぜすぐ搬送しようとしなかったか?
結果論で言っているのではなく、ここに、報道で語られていない・県庁が明らかにしていない生死を分ける判断の真相があると思います。 (蛇足ですが、県庁が『自宅”療養”』という表現を使っているのは、適切ではない) (写真はTBS)
県庁の課長が「電話が出来ないほど症状が悪化した場合は大丈夫か、保健所にも患者にも不安はある。ホテルなどで、医師や看護師の目の届く所でケアするのが望ましい」と述べている。
「適切だった」とか「問題なかった」ではなく。
死亡した自宅療養患者、軽症から急変 県「態勢整える」-朝日新聞DIGITAL
【『自宅待機者』2人死亡の検証】(2)
容体悪化を本人が訴えた時の保健所の対応を想像すると、「今は病院が空いていない。明日確認したいと思います」「今日のところは大丈夫ですか?」というような言い方で、「今は大丈夫」と言わせてしまっていたのではないか?このやり取りの『仕方』について、県庁は明らかにしておらず、ここが保健所の判断の検証点だと思いますが、明らかにするでしょうか?これは一職員の問題でなく、まず やり方の問題です。(全国の児童相談所で、このような事は何回もあり、子供が何人も亡くなりました)
関係者に私は聞き取りも行いました。
県庁は「自宅待機者への電話聞き取りを今後は、毎朝1回から、朝夕の2回にする」との事ですが、判断出来る民間医師の関与が必要ですし、特に容体が悪化する『夜間の対応』が重要です。
明日も医療関係者に相談したいと思います。
(写真はTV朝日)