2020年2月7日の活動

 

「【ふるさと納税】は、1万円で2千円の返礼品。良い物を高く買ってもらうのが『地域活性化』であって、良い物を2千円に安くしてしまう。『地場産業』に失礼。現在の状況は、寄付ではなく『現物給付』。
 ふるさと納税は、都会(地方交付税 不交付の自治体)の貧困者の負担になる。東京都に負担させるのはいいが、多額納税者が得をする制度。返礼品により、公共サービスに使う税金が減る。“手上げ方式”は良いように聞こえるが、国が認める仕組みなので、『補助金獲得の論理』と同じ。特区もそう。手を上げたら必ず認めるなら、分権式なのだが。分権改革を進めているように見せながら、実際は中央集権。自滅の為の競争になっている。ふるさと納税は、為政者の利己主義の行動原理にとても合う。
 ”地方分権”とは、他がおかしいと思っても、自分達がいいと思った事は認めてあげようというもの。ふるさと納税で『従わなくてもいい』という国の助言(※)に従わなかった地方自治体を、後から締め出した。泉佐野市がお金をかき集めたのが面白くなくて、排除された。
 国が金を出さずに、自治体が金を奪い合う小泉改革。
 政権が下野する前だった宮沢政権は、分権改革を進めた。
 地方自治は、“アリ地獄”的側面を持っている。競争がワナで、自分に返って来てしまう。自治体同士は本来、水平的に協力して、全体で税収を増やすべき。地方6団体の協力を。違う事をやっていないと、地方の意味がないし、多様である事を、国につけこまれないようにしないと。
 中選挙区制が優れていた事を、自民党の地方議員が理解を。県連が強い与党にしないと。
 ポイント還元するくらいなら、最初から増税しなければいい」。
 東京大学 金井利之教授 講演。とても、ざっくばらんなお話でした。私は金井先生に『地方6団体』のあり方について質問させて頂きました。ふるさと納税についての先生の記事が『月刊ガバナンス3月号』に掲載される。
   (※ 総務省告示2019年179号3号)
 自治体議員立憲ネットワーク 全国無所属議員の会 設立準備勉強会にて。5月17日の『設立の集い』では、金井先生に再びお話頂く予定。

 
 
 
 『政党 無所属』参議院議員 ながえ孝子さん(愛媛県)
「『地方疲弊』が立候補理由。耕作放棄地が増え、子どもに後継を薦められない農家。
 民主党で衆議院議員に当選したが、政権交代の翌年、参議院選挙で民主党が敗れ、「民主党は、言うだけ」と言われ、落選。政党にいる時、政党に引きずられた。その後、初代の野党統一候補に。
 政党であれば、政党助成金が月50万円出るが、野党は与党の票の半分なので、『完全無所属』のほうがいい。新聞で「完全無所属の破壊力」と報じられたり、有権者から「政党より、選挙は人」と言われた。政党に、ほんろうされない。政党では、大きな歯車の中の1人だったが、今はストレス・フリー。
 無所属で闘うのは、0からの出発なので、今日より明日は良くなるので、とても楽しい活動。若い人から声をかけられているのは、コツコツまじめにやっているからだと思う。
 国のトップは勘違いしている。『議員専用エレベーター』があるのも、おかしい。
 滋賀県前知事の嘉田由紀子さんと参議院議員2人で会派を組んでおり、国会で毎回質問している」。
自治体議員立憲ネットワーク 全国無所属議員の会 設立準備勉強会にて。

 

 
参議院議員 あだち きよしさんも『政党無所属』
 (昨年の参院選で、首相ら大物が相次いで応援に入った現職を1万6千票の差で破り、初当選)
 今日の参加者は、大分・熊本・岡山など全国からで「地方自治に政党は必要無い。2元代表制が機能するようにしないと」との発言が相次ぎました。
 私は会の運営委員の1人として、地方議員の質の高い政策の実現につながるように出来ればと思っています。
 
安達きよし参議院議員のFacebook
 
 
-------
 

 

大野もとひろ 埼玉県知事【日本一暮らしやすい埼玉へ】講演

「『豚コレラ』を食い止めなければと、農水省に掛け合い、初めてワクチン接種を実現。夏バテには豚肉がいいので、『埼玉県の豚肉』をよろしく。
 埼玉は災害が少なかったが、災害が起きた。自衛隊の第1師団に直接連絡し、秩父の水源を守って頂くなど、早め早めの対応をお願いした。9市町村に県庁職員を派遣。町長・市長と意見交換。菅官房長官に要望。今回の災害は、ほとんど『内水被害』だった。
 災害は最近では『忘れる前』にやって来る。今年起こった事が来年起こりかねないので、見直し。国会議員時代は、万一の時の命を守る事だったが、知事としての今は高齢化など、目の前の命。
 『コロナ・ウィルス』について。東京五輪で、埼玉県に110万人が来るが、夏の事はまだ分からないので、正しく怖がる必要がある。不安な方に、適切な情報を流す。1月24日に全国で1番早く体制を作り、相談は週末に400件来た。埼玉県にも受け入れているが、みんなで終息へ向かわせていく。
 “県民本位・県民が主語の県政”。『どこでも知事室』で学生などとも討論。知事室に来られない人も同じように大事。
 65才以上のスポーツ参加率、埼玉県は1位。1つの政策で2重・3重に良くなるように。
 地下鉄の延伸は難しい課題かも知れないが、困難な課題であっても、正面から懸命に取り組む。
 県庁職員は国と違い、NOと言わない。県議(私)からその事について質問があった。
 ラグビーW杯での『熊谷の神対応』を、埼玉の神対応へ」。
 『中東情勢・大統領選』についての質問で、大野知事「大統領選の年は、中東に手を出さないのが、ガソリン価格が上がってしまうから、セオリーだった。トランプは多少ガソリンが上がっても、選挙で勝てればいいと思った。司令官を殺したのは、ごろつきが多くいる中で彼が調整していたので、間違い」。
 (毎日新聞主催)

 
大野知事『日本一暮らしやすい埼玉へ』
 
(以下、大野知事 講演資料)
 
 
 
 
 
「困難な課題であっても」
 
上田きよし参議院議員(前知事)「博打で埼玉は稼ごうとは思っていません」(会場から大きな拍手)。
 記者から『政界再編』についての質問で、上田参議院議員「上の人の度量。政党の為でなく。
 大野知事は、大野知事の為でなく、県民の為の政治をやっている」。

 

 
 
 
-------
 
 
人間、孤独な時は、自分自身と必要以上に向き合ってしまい、ついつい悲観的に考えてしまうものです。中国から帰って来た方々は「もし自分が『コロナウィルス』にかかっていたら」と2週間、不安な日々を送っています(中国で帰国出来るのを待っている間もですよね)。電話で話す事は出来ても、家族や知り合いの誰とも会えない。そうした中、埼玉新聞さんが素敵な記事を今日書かれました。「ひと時でも落ち着いた時を過ごして頂けたら」との心配りをされたNPOの方々に感謝します。
 「埼玉県内には6日(木)時点で、およそ250人が国施設に入って生活をしており、7日に、第4便で約220人が帰って来て、一定数、埼玉の国施設に追加で入ります」県庁から昨日夜連絡がありました。
 もし、その1人があなたや私だったら?
 一緒に、がんばりましょう。