2020年7月30日の活動

 

埼玉県内【PCR検査】
 1日の可能最大数は現在、1600件だが、県庁としては今後3400件を目指したい。これまでの検査実績の最大は、7月21日の1368件(うち民間1131件)。
 また『抗原検査』が17日から『無症状』者にも検査可能になったので、抗原検査も今後増えていきます。
 (グラフ:棒グラフは1週間の合計件数。折れ線グラフの点線から下が民間検査数)

 

埼玉県 コロナ【感染経路不明者 割合】の推移
 感染経路不明者数が本来、急激に5割(46.8%。4月4日)に跳ね上がったりは、しない。
 跳ね上がるには、その前の対応に原因がある。2・3月、医師が検査が必要だと保健所に伝え、検査の可能最大数で検査が出来ていたら、この状況は違っている。保健所が悪いというのでなく、県庁の取り組み方だけの問題でもない。
 しかし、国が何と言おうと、県庁が《地方として》県内の『現場』の実態に合わせて(専門家のアドバイスのもと)、今後県民が困らないように、出来るようになるかどうかは、2・3月の状況がどうだったのか評価する必要がある。これは県庁を批判する為ではない。(誰でもそうですが)教訓でしか、失敗を繰り返さず、変われない事がある。命がかかっている大事な事について【県庁は隠さない】(単にデータを示すだけでなく《実態に即して、本当の事を言う》)と言う信用・不安のある県民の安心に、つなげられるか。
 県庁の管理職に、今日も含め複数回、対応を求めています。  (死者数について、結果オーライという訳にはいかない)

 

発熱・コロナ相談窓口 【新設】
 これまでお伝えして来た保健所などの相談窓口に加え、昨日から、月~土曜の昼間、相談窓口が新たに開設され、看護師が対応して下さる事になりました(県看護協会)。
     ☎048-762-8026
 また2月下旬から県庁に私が求めて来た『保健所に医師が電話しても つながらなかった問題』について、狭山保健所は、4月に携帯電話3台を購入、電話がパンクしても保健所から電話をかけられるようにすると共に、病院・行政と連絡を取っている。県庁が管轄する13保健所のうち他に3つの保健所で、(陽性者数が増えて来た事から)7月中旬から、各3台携帯をレンタルし、同様に対応していると先程連絡がありました。病院からの連絡が付かないのは、最もマズいですからね。
    (記事は、読売新聞)

 

コロナ【病床使用率】は、これまで県庁が出して来た数値より、実際にはオーバーしている所があるので、(可能な限り)実態に則した資料を提示するよう求める発言が、県議会のコロナ対策の委員会でありました(立石県議・川口市)。
 数字上はベットが空いていても、病院が対応する限界を超えていれば、数字上と実態とで違いが出ます(この事があったので、私から皆さんに、県庁の病床数目標について、これまで声高には書かないで来ました)。誰でも、どんな組織でも、限界はあります。限界を超えたら、超えたと言えるかどうかも、県庁の課題の1つです。
 (別な例で言うと、『児童相談所 一時保護施設・児童養護施設』の空き状況は、数字上は空きがあるように見えて、実際には、いっぱいなのです)
 また、資料に、2~3月末までを『小康期』と県庁は書いていますが、そう思えません。感染症対策は『初動』が何より大事で、この期間にどの程度『実際に』感染が広がったかどうかで、重症・死者数や感染拡大に大きな影響があります。言うまでもありませんが、必要な検査が出来ていなければ、数字上には表れず、『小康状態』となります。