2020年9月6日の活動

 

コレラが流行していた江戸末期。神様が、ウイルス(疫病)をもたらす鬼を退治している【北斎】の絵。
 鬼を殺すのでなく、鬼に手形を押させて「病を広げない」と誓わせる。ウイルスを根絶する事は到底出来ない江戸時代の発想。今もウイルスを根絶・ゼロには出来ないから、“自粛警察”のように一般市民を悪者にするのでなく、みんなが一緒に生きていく知恵を。
 飲食店をはじめ、コロナの世の中で、経済的に大変な方々の事も考え、一緒に乗り越えていきたいですね。
 (江戸時代、感染症は16回、大流行しました)   (写真はNHK)

 

この絵『須佐之男命(すさのおのみこと)厄神退治之図』は、『すみだ北斎美術館』に常設展示されており、写真撮影も可能との事📷

すみだ北斎美術館 @THE.SUMIDA.HOKUSAI.MUSEUM(Facebook)

すみだ北斎美術館オフィシャルサイト

 

 

-------

夫が病気で生活が苦しく、奥さんも働いていたが、奥さんがコレラで亡くなってしまう。奥さんが幽霊となって「夫を助けて下さい」とお坊さんに頼み、お坊さんは火葬代を受け取らず、知り合いも、夫の生活を手助けし、奥さんは安心して成仏し、消えたというお話。
 コレラが2回目に流行した安政5年(1858年)。困っている36万人にお米を幕府が配っただけでなく、暮らしに余裕のある・お金のある方々が、お金・お弁当・物資を寄付した記録が残っています。
 昨日は、生活が立ちいかなくなった方に対し、どう対処すればいいか知識は無いけれど、地域のシニアの方が相談にのり、一緒に手続きの場所に同行したお話を伺い、お手伝いさせて頂きました。江戸時代のお話のようでした☺。
 (書物『コロリ流行記』1858年)