国政の『野党』の支持率が上がらない理由は、「相手(与党)が悪い」と言うだけで、成果が得られていないから。体を張っているように、感じられないから。
県議会でも明日(水)、知事と県議の『報酬削減』案が否決され、その状態になる。相手を悪者にして、自分の支持を上げればいいという程、『コロナ禍経済』の中にある県民の実情は甘いものではない。
ユニクロの社長は、このような状態を【あまりに悠長だ】とおっしゃられている(私にも含めて)。
県議会では『知事派』『非 知事派』のような構図を、この5年間打破出来ていない。私は何とか打破出来る部分は、打破したいと思って動いている。
私は28才で市議に初当選させて頂いた際、県内の20代で当選したわずか5人の議員と「うまく行かなくても、傷をなめ合うのはやめましょう」と言った。
県議の報酬削減が実現出来なかったら、悲観する・希望を見い出せない県民がいる。県民の怒り・不信感は、反対したほうにだけ向くわけではない。もう『説明・議論』の時間は、終わった。出来る事は「もらわない」という約束を果たす行動だけだ。
(柳井社長のコメントは、とても読み応えがありました)
シリーズ・疫病と人間:あまりに悠長だ。政権も野党も国民も ファーストリテイリング会長兼社長・柳井正氏ー毎日新聞
「変わらねば、日本はつぶれる」ユニクロ柳井社長
ファストリ柳井氏の焦燥「変わらねば日本は潰れる」ー日経ビジネス
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県議会では、賛成・反対を決める前に『討論』という時間がありますが、事実上、結果は決まっていて、討論によって賛否が変更された事は無く、言っただけ・騒いだだけになってしまいます。
私は、悠長に明日(水)の知事と県議の『報酬削減』案 否決や討論をただ待っている場合ではなく、否決された翌日は、給料日なので「もらわない」手続きの準備を始めました。私の場合、この5年間増額された分のボーナスももらっていないので、手続きが増えます。
公職選挙法では、給料の一部をもらわない事(供託)や、選挙区以外へ募金(例えば被災地や児童養護退所後施設など)する事は、何ら制約はありません。
「痛みを分かち合う」と口で言うだけでは、経済的に苦しい県民は むなしいだけです。
埼玉県議会の議事堂内で、
「県議の報酬が削減されたら どうしよう」「大丈夫だよ。可決されないから」との県議同士の会話があった事を、マスコミから聞きました(複数の人がその場で聞いたとの事。それも削減案を提案した会派の会話)。 (この事は今日現在、まだ記事になっていません)
口に出す以前に、そう思う心理が理解出来ません。議案質疑で、賛成者の発言に対し、議案を提案した会派からヤジが飛んだのが、これで うなずけるし、ふざけている。そのヤジを、自民党になぜ ぶつけない?怖いから?供託も しないで。
これではパフォーマンスにもならない。あす(水)、それでも、正義を声高に言うのだろうか?私もどう発言するか、考えどころだ。
(下記の記事は、東京新聞。9日)