菅直人さんの選挙結果が出ず、まだ眠れない。
眠い!
・・・そして、午前2時55分、当確!
県議会文教委員会。
【第137号議案】県立浦和図書館の廃館
◆中川委員
何かを決定するプロセスでは、時として財政が厳しい中で『選択と集中』を考える事になる為、これから先も県民の方からの反対がある事もあると思う。
今回の浦和図書館の閉館という議案では、どのようなプロセスを踏んだのかを確認したい。
1 外部の検討機関に、一般県民の代表を選出したか。
2 新県立図書館の建設費用や現存する浦和図書館を耐震補強費用について、少なくともこのくらいかかるという概算の金額の提示が県民に対して行われたのか。
行政にとって都合の悪い情報も出し、それでも県民の理解を求めようとする姿勢が重要であると思うので、確認させて頂きたい。
◆市町村支援部副参事
1 有識者会議は、新県立図書館の機能について話し合う会議であり、新県立図書館の場所や規模について話し合いが行われた訳ではない。会議では、図書館の専門家だけではなく、ビジネスの専門家、美術館との連携の専門家などの有識者に委員になって頂き、新県立図書館の機能について話し合われた。
一般の県民は委員に選出していない。
2 新県立図書館は、場所や規模が決まっていない為、建設費用は算出していない。
浦和図書館の耐震補強費用は、現在進めている久喜図書館の耐震補強工事が、約2億2千万円を予定している事から、浦和図書館のほうが規模も大きく建設時期が古い為、これよりも費用が大きくなると考えている。
◆中川委員
1 答弁が無かったが、耐震補強費用については、説明会などの場で県民に説明を行ったのか?
2 浦和図書館の廃館について、県民からの広い意見を踏まえるべきだったと思うが、どのように進めたのか?
◆市町村支援部副参事
1 浦和図書館は電気系統や水回りが特に老朽化している。また、現在エレベーターが無い為、改修の際に設置するかどうか検討が必要である。どこまで改修するかにより金額が変わる事もあり、浦和図書館の耐震補強費用についての金額は説明していないが、久喜図書館の耐震補強費用が約2億2千万円であるという金額を例として説明した。
2 県立図書館では、毎年2月と10月に県立図書館の運営に関してアンケートを実施している。それに先立ち、1月28日に浦和図書館内閉館を検討している旨の掲示をした。アンケートでは、合計約1000件の御意見を頂き、そのうち約50件が浦和図書館の閉館に関する御意見であった。
その後廃止の検討が進んだ事から、10月22日、23日、25日の3回に分け、住民への説明会を実施した。10月22日は午後2時から、23日は午後6時から、25日は午前10時からと時間も分け、丁寧に説明した。県民からの御意見として、県立図書館の存続を求める声や、県立図書館が県庁所在地にあるべきであるという声を多数頂いた。また廃止するのであれば、市町村立図書館で利用できる県立図書館の機能を増やして欲しいという要望もあった。
【議請第15号に対する意見】
◆中川委員
教育予算の充実や、子供の貧困対策を進める事に対しての異論は無い。
国では、35人以下学級を40人学級に戻すという議論もあるので、仮に35人以下学級の堅持という内容の請願であれば賛成したが、この請願には賛成は出来ない。
現状では35人以下学級の実現をどうするかという議論がなされている中で、30人以下学級を求める請願をする事は、結果的に採択されない事が分かっているとも感じられ、違和感がある。言い方を変えれば、選挙のパフォーマンスの為に請願していると言われても致し方ないと思う。
請願者には、平場であれば私はいくらでもお話をお聞ききするので、請願という形でではなく、本県の具体的な教育課題について議論し、深めていく事をお願いしたい。