2012年7月17日の活動

県議会、自然再生・循環社会対策特別委員会視察。
豊田市。
 豊田市は国の『環境モデル都市』に選ばれている(全国13市町。北海道下川町・帯広市・千代田区・横浜市・富山市・飯田市・京都市・堺市・高知県梼原町・北九州市・水俣市・宮古島市)。更に国の『次世代エネルギー・社会システム実証地域』に選定(京都府けいはんな学研都市など4地域)。
 市内工場の従業員のうち自動車関連が89%(トヨタ自動車だけでも約27000人。トヨタは国内12工場全てが愛知県内にあり、うち7工場が豊田市)。市の製造品出荷額は全国1位、財政力指数2位(1.89)。
 豊田市民の通勤での自動車利用率は82.5%(!)、名古屋市44.1%、中京圏66.3%、東京都市圏は31.7%。
とよたエコフルタウン(5月オープン)
 太陽光パネル(3.2kw)・蓄電池(5kwh)・充電スタンド・エネファーム・エコキュート・HEMS(ホーム・エネルギー・マネージメント・システム)で家電の電力を制御した住宅を市内2ヶ所に合計67戸整備し、現在そのうちの42戸が使われている。価格は、土地50坪・建物で4100~5100万円。太陽光パネルなどの機器・ハイブリッド車は5年間無償貸与。1件でCO2約70%削減を目指す。
 太陽光発電が一番効率がいい時は、CO2を70%削減出来ているとの事。
 電気自動車用の充電スタンドを10キロメッシュ毎に市内33台整備した。太陽光による充電施設は11箇所。
 90分の充電で、26キロ走れる。プリウスをフル充電すると4日分の家庭の電気をまかなえる。
 太陽光発電の設置補助、4652世帯。全世帯の2.8%は、全国平均の約3倍。
 市オリジナルのエコポイント制度創設。


下の機械がバス停に設置されていて、ボタンを押すとバスが来る。
2012_0717_01_01

 
②デマンド交通。合併して市の面積の7割が山間地域になり、バス路線の存続が課題になった。そこで、バス停に押しボタンパネルを設置して、押せばバスが来るようにし、誰も利用しない所を通らなくて良くなった。

 私から今後のコンパクトシティに向けてのお考えを聞いたところ、区画整理事業の中で進めていくとの事。
 また、豊田市の自動車中小メーカー動向について質問させて頂きました。
 担当職員の方が豊田市について「あろう事か市の名前を企業の名前にしてしまった」と発言されていたのが印象に残りました(もとは挙母市)。