県議会 災害対策特別委員会視察。
東日本大震災で液状化した久喜市南栗橋地区(184世帯が被害。全壊11、大規模半壊41、半壊54、一部損壊71)。液状化対策の工事には1件あたり400~600万円かかり(地下に薬剤を注入したり、くいをうつ)、半壊以下と診断されると、国からは支援が無い。そこで、市議当選以来の友人の久喜市議から話があり、県議会で液状化対策について質問した。
久喜市副市長に今日直接お話を伺ったところ、県議会で質問した事を憶えていらっしゃり、「質問して頂いてありがとうございました」と言われました。
市で独自に補助金制度をつくり最高100万円を半壊以下の131棟に補助したとの事。
市内被災世帯への募金は1600万円集まっているとの事。
液状化した家の中にもお邪魔させて頂きましたが、(ビー玉を転がすまでもなく)家に入ってすぐに傾いているのが見て分かり、足でも感じました。家の方にお話を伺ったところ、現在も避難生活をされており、「掃除に帰ると、2時間で家の傾きのせいで腰が痛くなる」とおっしゃられ、驚きました。
以前お邪魔した時よりは住宅街は、復旧していましたが、まだ直せていない家も見受けられました。
利根川水系 権現堂調節池(杉戸町)。
水質浄化の取り組み。イカダの上にアシを植える。魚の住みかにも。
首都圏外郭放水路。春日部市の国道16号の地下50mにある。
中川・綾瀬川の洪水対策の為、これまで年平均7回水を入れて、うち4回ポンプを使って江戸川に排水している。
立坑の幅68m。地下50mに全長6.3キロ幅10mのトンネル。
航空機のエンジンを改良したガスタービンで江戸川に排水している(毎秒25mプール1つ分)。
総工費2300億円。年間維持管理費3億円。
平成20年8月の豪雨時、これが無かったら、630戸床上浸水していたと想定されるが、69戸に軽減。
ウルトラマンなどTVのロケにも使われており、ラーメン屋さんのようにサインがたくさん飾ってありました。
一般の見学も出来るので、詳しくはHPをご覧下さい。ちょっと面白いと思います(階段しかないので、足が不自由だと無理です)。
県防災部長と意見交換。
都議・千葉・埼玉県議会民主党会合。
国政の民主党でなく、県議会民主党として連携して、市民の声に応えるべきと、私から提案し、初会合が実現。今後私が事務局埼玉代表として調整し、定期的に勉強会・意見交換会を行うと決定。