2011年6月22日の活動

東京消防庁ハイパーレスキュー部隊(消防救助機動部隊)第六消防方面本部。
 先方が忙しい事を考慮し、通常の視察の形式でなく、私からの質問にお答え頂く形を取った。
 まず、災害救助用の重機など、東京消防庁ハイパーレスキューと埼玉県特別機動援助隊との差について説明を頂いた後、実際に重機を見せて下さった。
 福島原発で使ったのと同型の消防車の前で「これと同じタイプの車両で放水したが、放射能の関係で福島に消防車を置いて来た」と説明があった。
 福島原発には、ここの隊員60人全員が行き、原発の門の中に入って除染が必要になったのは30人くらいとの事。
 今日は、気仙沼の被災状況が訓練現場で再現されていたが、普通の消防署ではまず、スペースの問題とガレキの訓練資材費用が100万単位でかかるので出来ない。こちらに訓練で通常の消防署の隊員が訓練に来るとの事。
 訓練中に、訓練している目の前まで隊長が付いて案内して下さり、トリアージや、真剣に指示して、大声で注意している様子を見る事が出来た。
 隊長は、気仙沼では津波で電車が25mくらい山の上に押し上げられていて、驚いたと言われていました。
 巨大な扇風機を積んだ車は何に使うのか聞いたら、東京ドームの原理と同じく、空気を建物内に送り込む事により、外気との気圧差を生じさせ、隊員が侵入する所から煙が出て来ないようにする為のもので、最近出来た海ほたるのようなトンネルは、コンマいくつか高圧にして避難用のトンネルに煙が入らないようにしているとの事。
 防火服は、火災から身を守る為には必要だが、この時期以降は暑く(訓練中ももちろん着用)、体力を奪われるので、保冷材を入れて着たりしているとの事。
 隊長は忙しい合間をぬって、被災地にボランティアにも行ったとの事。昨日ある県の調整幹が「時間が無くて、ボランティアなんて行けない」と言っていたのが、痛かった。
 視察全般の説明をして下さったのは、あの福島原発で陣頭指揮を取った部隊長さん。視察の前日に、雑誌でも部隊長の写真を見ていたので、第6の部隊長だった事は知らなかったので驚いた。本人は雑誌にご自分の写真が載っている事を知らなかったそうで、帰ってからメールで記事を送った。
 埼玉県の防災力を必ずや高めます。

視察を終えてすぐ県庁に行き、一般質問準備。
 県土整備部調整幹「東京狭山線の完成時期(25年3月)が予定通り出来ない可能性があり、予定通り終えるよう今日指示した」との事。
 打ち合わせが終わってすぐ、狭山市に戻り、商工会議所総会。挨拶で私から「有料橋の無料化」について言うと、「ぜひやって欲しい」「前からずっと課題だった」と、市内の経営者からの発言が相次いだ。
市内経営者・銀行支店長・商工会青年部役員・労組役員さんからお話を伺う。
夜は、伊藤忠の方からお話を伺った。