視察:福岡県商工部新産業・技術振興課水素班。
テーマ:北九州水素タウン。
一般的な燃料の燃焼効率は19~20%。ガソリン自動車は40%。
火力発電所で効率のかなりいい所でも発電効率は40%だが、水素発電は(熱利用を含め)80%。
なぜ福岡県が水素か?①九州大学が世界で一番水素の研究が進んでいる。②製鉄所でコークス(石炭の養分を取り除く)の段階で、水素が発生する。③実証実験を行なう場、産業技術の蓄積があった。
水素エネルギー戦略会議の民間事業者の会員数は設立時の4.7倍増。
総額200億円超の研究開発。戦略会議独自の研究開発では23年度5件6千万円。
北九州市・福岡市の2箇所に水素ステーションを整備し、「水素ハイウェイ」を構築。水素カー4台が走っている。他に、佐賀県が設置したステーションが鳥栖にある。
水素が、もし漏れた時に分かるようにセメダインのような匂いを付けている。
水素は金属を弱くしてしまう成分がある一方、水素で強くなる金属もあり、研究している。
水素カーは2015年に市販する計画で、トヨタ・ホンダなど急ピッチで研究が進んでいる。トヨタの販売予定価格は390万円。
ここの水素ステーションでは、乗用車3台分あるいはバス1台分の容量しか、タンクが無い。1日50,60台の燃料補給が出来るようにしていく。
国は水素ステーションを2015年をメドに全国100ヶ所に設置していく方針。水素ステーション1箇所つくるのに現時点では6億円くらいかかるが、これを3億円くらいまで圧縮していきたい。
お聞きしたところ、ドイツでは既に水素燃料はセルフのスタンドで、研修を受けた一般の人なら補給出来るくらい定着しているとの事。日本も早く自然エネルギー先進国に追いつかなくては。
集合住宅で、水素燃料電池の実証が行なわれていた。この水素事業に参入している業者の組合で建設し、社員が入っているとの事。この地区には、水素供給のパイプラインが埋設されている(世界初)。
今日は、韓国の民間事業者が見学に来ていた。
周辺には、エコハウスの住宅展示や、環境ミュージアムがあった。
ソーラーパネルが設置されている小倉駅前ペデストリアンデッキ。
狭山市駅西口にも設置しては?」と市議に提案しています
昨年11月8日にに北九州市の取り組みを聞いていたので、今日は来られて良かった(HPに記載)。
『環境未来都市』を掲げ、実行する北九州市
『少子・高齢化』の社会でも、夢の持てるビジョンが必要だと思います。
博多から熊本への新幹線では、韓国語・中国語でも車内アナウンスされていた。今後、国内はこうなっていくと思いました。
視察:熊本県土木部建築住宅局建築課。
テーマ:くまもとアートポリス。
細川護煕元総理が熊本県知事時代の1988年(昭和63年)に事業開始、建築総数88件。行政主導でなく、若い建築家を育てていこうと。4年に1度、建築展を開催。アートオリンピックを今年開催。
設計者と回るバスツアーを行っている。韓国からも視察に来ている。
民間に補助金は出していない。
公共事業は、公開でのコンペ・プロポーザル方式で行なう。通常より1割コストがかかっているとの事。