2015年9月15日の活動

県庁。
NPO法人だいじょうぶ(日光市)に会派でお邪魔し、代表の方から長時間お話を伺いました(以下)。

0915_01NPO『だいじょうぶ』さんの事を書いた本。読んで良かったです。

 平成16年小山市で、子供を生きたまま川に投げ込まれた事件を発端に、市民活動支援センターで月1回の勉強会から活動開始。
 17年、市で『ミニ児相』が出来ないか模索。①24時間の相談窓口。②子供を夜間泊りで預れる場所。ショートステイ。
 17年、代表者が里親に。
 18年4月「市役所の外に出したい」と設置。「市役所は敷居が高い」「誰と会ってしまうか分からない」「2度と行かない」との声に対応。
 6月、第1号ショートステイ。ゴミの分別方法が分からず、ゴミを捨てられず、ごみ屋敷に。
 (平成18年日光市・今市市合併)
 家庭支援のきっかけ‐切り離さなくていい子供は、地域で。家庭への関わりがダブっている事があった。
 19年、市家庭相談室とNPOが一緒に。
 22年、相談員を一般公募。
 学校の先生が連絡をしてくれるようになった。家庭菜園を作って、子どもに野菜を食べさせてくれる先生もいた。
 家庭相談員3人、NPO職員2人。
 23年、施設紹介DVD作成。
 ネグレクトの保護者から、里親の同意が取りづらい。『ひだまり』との同意書をかわしている。
 「親を殺したい」と言った中学生も。「自分の為に生きなきゃ」と返答した。
 親が自分は責められないと分かったら、相談して来る。ゴミの片付けなど。「臭くて寝れない」子供も。

児童相談所の強化策について意見交換。
 親は、警察が対応出来れば。弁護士を活用できれば。
 カリオンこどもセンターでは、東京弁護士会が24時間電話相談。
 私の講演を栃木県児相職員にもした。
 NPO職員が里親である事は児相との関係で大きかった。
 義務教育を無償で。2年保育の義務化を。子供がその年齢で遊ぶのは大事。
 高校をせめて卒業させる。
 中卒だと児童養護施設・里親委託せず、自立援助ホームに。
 自立援助ホームは、大変だから定員いっぱいにしないのではないか。
 社会教育委員会で「家庭をつくる。高校生に勉強させよう」来年から栃木県で実施される。

虐待した『親をはがすか、子どもが生活の場から、はがされるのか』について意見交換。
 親トレ(ペアレント・トレーニング)を、茨城県ではコモンセンス・ペアレンテインクを使っている。

『スクール・ソーシャルワ―カ―』の課題について。
 「経済的にお困りですか?」のアンケートを学校に保護者が出すのか?
 要対協にまだ入れていない。
 スマホを、未成年に使わせなければ犯罪は減る。

『子ども食堂』や親子のステップハウス事業を行っている施設『ひだまり』を、周りの子供達・地域の人達にはどういう所と思われているか?下校は『ひだまり班』。児童クラブっぽく思われている。
 市社協が、歳末助け合いで、上限10万円を補助。
 里親育成について。フォスターファミリー、ペアレンツ。血縁は、頼りない。
 ショートステイ。地域の大人がサポート。
 児童養護施設でしか国の補助金出ない。
 育児支援として、市から3600円をショートステイ先に補助。

『高徳ひだまり』-地域で生活できるようにする親・子のステップハウス。家賃としてお金を預かり、出て行く時に返す。託児。
 施設で子供達と1時間公園で追いかけっこを全力で遊び、ご飯を一緒に食べ、その後も再び1時間ほど遊び、給食・配膳のボランティアの方々や、親御さんからお話を伺いました。