２０１６年４月２４日の活動

参議院議員と意見交換。
事務所。市民意見交換。
歯科医師からお話を伺う。
　口の中を見ると、子供の家庭での養育状況が分かる。

南越谷駅前（武蔵野線・東武線乗り換え口）では、今日も【犬猫の里親募集】活動をボランティアの方々がやられていました。
　この姿を見ていると、越谷市は、いい街なんだろうなと思います。
　街の良さは結局、人で決まると思っています。

もうすぐこどもの日。
　【あしなが募金】では、『熊本地震』で親を亡くした子供への寄付や、被災した家庭への奨学金に、募金をあてるそうです。
　皆さんの利用する駅でも、募金活動が行われるかも知れません。　
　（南越谷駅前で学生の皆さんが募金を行っていました。）

同チラシおもて。
阪神大震災・東日本大震災での遺児のメッセージが記載。

越谷市中央市民会館のトイレで用をしながら、ふと横を見たら・・・（この写真の景色）。
　越谷市ってきれいな街ですね。災害対策には配慮が必要ですが。
　もし越谷市中央市民会館に行かれる事がありましたら、トイレに行き、一番奥の所で行う事をお薦めします。(^^)
　（女子トイレは存じませんが）

原子核工学者、小出裕章先生講演会（越谷）～子供達を守る為に今、大人がなすべき事は何か（以下、講演）。

皆さんがお住まいの埼玉県東部も、原発事故でかなり汚染された地域。県西部を汚染し、東京多摩地区を汚染した。

　私が仕事していた京大の原子力実験所、京大と聞くと研究所が京都にあると思われると思いますが、大都会に原子力の実験所は建てられないので、大阪府熊野町に１０万坪もの土地でやっていた。「空気中に一切流しません」との公文書を役場と取り交わし、原発とは違い、町としてのメリットは無かった。
　研究所の『放射線管理区域』では、私のような放射線で給料をもらっている特殊な人間が、水飲む・食事・寝る事も出来ない。必ず、ドアが閉まっている。汚れていれば、そのまま出られない。
　服や実験道具がどんなに高価であろうと、１㎡あたり４万ベクレルを超えて汚れていれば、その場で脱いで捨てるしかなかった。

　地図で澄んだ緑色は６万ベクレル以上、薄い青は１０万ベクレルと、日本国政府が言っている。服どころか全部が汚れている。今は緊急事態だから、法律を守らなくていいと。国民が法律を破れば私達を処罰すると言って来たのに。法律を国が守るのは、最低限の義務。それまでは、１ミリシーベルトを超えてはいけないという法律があった。
　東電に許可を与えた国は犯罪者。国は一切を反故にしてしまった。

　５年以上経った今も緊急事態宣言下にあり、解除出来ない。これから何十年間も解除出来ないのが続く。民主党政権の野田総理は、いきなり『事故収束宣言』を出したが、緊急事態宣言は解除していない。困った人達だと思う。普通の国民は、事故が終息したと思っている。安倍総理は、そんな事よりオリンピックが大事だと言っている。これからオリンピックの情報・仕事がどんどん出て来る。福島の人達をどん底に落としながら。反対すれば、非国民。私は喜んで非国民になる。
　除染。放射能を消す事は出来ないので、除染ではない。移染。除染の袋は１千万袋にもなる。袋だから簡単に破れる。

　福島原発事故で飛散したセシウムを重さで換算すると、全量で４．７ｋｇ。日本の陸地には７５０ｇ。ペットボトル１本くらいで、放射線管理区域。体で放射線を感じれば、簡単に死んでしまう。風評ではない。
　被曝すれば、必ず害を受ける。
　東海原発臨界事故。３杯目を注いで臨界した。国立病院に搬送されたが診断拒否。次の病院でも拒否。
　８グレイ被曝すると死ぬ事が定説。大内さんの被曝量は１８グレイ。篠原さんは１０グレイ。
　医療での放射線も傷付けてしまうので、出来る限り使わないほうがいい。

　被曝の危険度は、まっすぐ。被曝量がどんなに低くても危険があるというのが定説で、確定ではない。原発を推進していると私は思っているＩＣＲＰでさえ、しきい値はないと２００７年に報告。
　安全だと言う学者は、刑務所に入れなければならないと私は思う。私や皆さんも無罪ではない。選択出来ない子供に罪は無い。
　これは、安全量ではない。

子供のリスク。子供の３１人に１人が死ぬ事を本当に容認出来るのか。

　『日本沈没』という小松左京さんの小説は、中央構造線の南側が海に水没する話。
　今回の熊本地震では、中央構造線の一部が動いている。中央構造線は、伊方原発まで５ｋｍ。
　地震の予知は、出来た試しが無い。東日本大震災で学ぶべきだった。
　川内原発を稼働させているのは正気の沙汰とは思えず、すぐ止めるべき。川内原発では、６２０ガルの地震しか起きないとした。４月１５日の熊本地震は１５００ガル。数ヶ月前に原発を止めれば大幅に危険が減る。原発を止めても、急には冷えない。
　今でも福島原発から放射性物質が出ている。外界に触れてはいけないはずだったのに、毎日６００ｔの水が海へ出ている。
　原発は、科学の論理から全く破綻している」。

　小出先生に個人的に２時間半以上、お話を伺いました。主催団体の皆さんのご配慮に感謝し、その機会を最大限活かそうと思いました。
　小出先生は、学生に向かって「原子力なんて、私自身は間違った選択だった」と言われました。小出先生は、高校時代、地質部に入って伊豆大島に地質調査。
　私から小出先生には、①プレート境界が国内に最近いくつも見つかったとＮＨＫで報道され、その境界付近での熊本地震だった事、②埼玉県がスマート水素ステーションを開所した事を伝え、前回、先生にお会いした際（昨年１０月３日）水素カーについてお考えを伺いましたが、再度伺ったところ「最近は、『Ｒ水素』リニューアブルの水素と言って自然エネルギーから水素を取り出す動きがあるが、大量に水素が必要になれば原発を動かそうとする事になる」との事。
　使用済み核燃料について質問したところ「使用済み核燃料が危険なのは、最低１００万年。ウラン核分裂１億倍になるウラン鉱石の元々の量に減るまでにそれだけかかる。
　処分方法は、分からないと私は言っている。これ以上は使用済み核燃料を増やすのはやめてくれ。もしも処分するなら地上。過疎地に押し付ける事だけは、ダメ」。
　「１番楽なのは、忘れる事」「地方分散の町づくり。東京集中は間違い。平屋に住める町づくりを」とも言われていました。

（１１時くらいに帰宅）

――――――――

民進党が熊本地震について安倍内閣に申し入れをした中で「川内原発の運転停止を求めない」と言う事がネット上では、失望感を持って語られています。
　私も失望感たっぷりです。
　北海道補欠選挙で負けたのも、それが理由では？

民進：川内停止要求せず　旧民主側が慎重姿勢　毎日新聞　４月２０日

民進党。苦しい立場の国『民』とは『進』まない。
　何を恐れているのか！体を張ってみろ！保身なら、野党は不要。
　何をやりたいのかも、分からない。
　これで参議院選挙（衆参？）とは国民にとっては恐ろしい。

写真は、埼玉県内の衆議院議員のビラ