児童虐待対策について、これまでここで言って来た事を今日、本会議の議案質疑で知事に質問し、知事から議会終了後に電話もありました。
結果については、後日載せます。皆さん、ありがとうございました。
【虐待されている子に、なり代わって】
県議会で今日私が質問。県庁全体で今後5年間どう行動するかという『5か年計画』の議案の中で、1つは以下に添付した『児童虐待』対策について、知事に質問しました。今後、県から報告があると思いますし、知事と今後も意見交換する事になりました。
質問の後、警察本部長とも質問内容について意見交換し、一定の理解を得たと思っています(児童相談所に警察OBはいるものの、警察OBの指示ではなく、職員の指示で警察OBが動く問題などについて)。
【人口減少・超高齢時代の先行き不安に応える県庁改革】
埼玉県『5か年計画』の議案で、県議会で今日質問した、もう1つは以下です。
知事からは、高齢者福祉分野の答弁ばかりで、改革をどうするかという答弁は無く、2回目の質問は、虐待対策を優先したのでしませんでした(事務方が答弁書案を書く時「5か年計画に県庁改革は関係ない」と思って書いた文章だと思います。行革の視点が無い5年計画などあり得ませんが、改革したくないのでしょう)。
今後も継続して知事に求めていきます。
『児童虐待』対策の県の問題点について質問した根拠資料を、3枚紹介します。
児童虐待の児童相談所への通報は、10年間で、2.6倍に増えているというのが、この資料です。
しかし・・・(資料はいずれも県作成)。
児童相談所への通報は2.6倍に増えているのに【保護した子供の人数(青い棒グラフ)は、わずか3%しか増えていない】(1408→1457人)
虐待された子供は家にいるが、親は本当に虐待しなくなったのか?子供が耐えがたい我慢をさせられていないか?
虐待が怖いのは殺されるだけでなく、死んでしまう事、心が壊されてしまう事、成長を止められる事。大人になっても影響がある事。
児童相談所への虐待通報のうち、23.5%は虐待ではなかったと判断したもの(円グラフ3つのうちの下)。
2.6倍に増えた通報は、誤報ばかりではない。
子供を保護したのは、3.7%に過ぎない。
【親が子を殺したのは県内で3件 過去5年間】
それを来年度から5年、ゼロにすると、今日県が提案した議案に書かれていたが、根拠となる取り組みの改革が無い。
児童相談所の職員が怠けていると私達は言っていない。仕組みがまずいにも程がある。
殺される前に、子供が壊される前に、変えるか?放置か?
『虐待している親』と子への県庁の処対の仕方では、明日以降や来年度以降も、『希望』を全く見い出せない子供が出て来る事は、避けられない。
虐待の世界を、書類上のきれいごとで済ませてはならない。
『希望』と書いて、ろくに変えないのでは。