資料作成。
事務所。
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知事と会派協議。
福祉部の怠慢で、先日知事との協議でムダに時間がかかった為、予定していた事が話せなかったので、再度。
『子供の貧困』の資料を知事に渡しながら、私達会派から「『子供の貧困対策』の今後の計画を担当課と連携して作っていきたい」と話しました。
知事からも『子供の貧困対策』の必要性について、データをもとにした話がありました。
知事に私たち会派から、①県庁職員数の今後の更なる削減、②『県庁改革』の成果目標額の設定のあり方、③今後の各計画作成の視点について話し、意見交換しました。
写真は、都道府県や県内市町村で、行政改革の計画段階で成果目標額を定めている所の一覧です。狭山市役所も私が市議をしていた時の計画では、目標額を定めていました。
この写真で見て頂きたいのは、知事と私ではなく、その間にある『FAX』です。
知事宛てに、県民の皆さんから届く『知事への提言』(メールも)を、毎日知事本人が読み、返答しています。返答は一般的な返答の時もありますが、返答に具体的には書いていない事も知事が担当課に指示しています。
【『困っている県民』がどれだけ、どんな事でいるか】
行政職員と話していると、↑その意識が無さそうに感じる事があります。
そこで知事に前回「県民が直面しているシビアなデータを集めて頂きたい」と、私たち会派から言い、了承されたので、(写真)項目の素案を、知事特別秘書に渡しました。
まだ足らない項目があると思いますので、お気付きの点がありましたら、ぜひ教えて下さい。今後このデータを集めて行き、まず行政職員の意識に役立てて行き、対策を考える上での、中軸の資料にして行きます。
『セーフティ・ネット』
行政として、県民を守る為のセーフティ・ネットという網をかけているつもりが、『困っている県民』がいない所に網をかけていたりします。あるいは、網はかけているのですが、網が小さ過ぎたり、粗すぎ(広く浅く)ているのに「それで充分。昨年より良くなった」と報告書・資料に書いたりします。
『努力の量』の問題ではなく、『視点・意識』の問題です。
先ほどの項目を見て「この項目は、何も出来ない」と思っても、まず考える事が大事。それを誰かと考えると、意外と目の前に出来る事が転がっている事に気付いたりします(会派では、よくあります)。
(写真が、先程のシビアデータの前文です。誤字がありますね)
「行政職員は、何の為にニュースを見るのか?」と思います。
新聞・TV・ネットで事件報道を見た後、『追跡調査』をしようとするでしょうか?(セーフティネットの点検の為に)
東松山で起きた少年による殺人事件や学校でのいじめ事件など、マスコミが騒いだ時だけの追跡調査になっていると思います。
“プライバシー侵害”を口にする職員がいるかも知れませんが、被害にあった人全員がそう思っていると思いますか?それを言って2度とそのような事件は起きないと言えますか?責任の重さに疑問を持ちます。公務員は、大企業のホワイトカラーと同じ年収・年金なのに、結果が問われていない。
(『子供を巻き込んだ心中件数』を、先程のシビアデータの項目に入れていませんでした)
埼玉県の民家で3人死亡、無理心中か「子どもが死んじゃう」と通報 ライブドアニュース 12月20日
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【県庁職員『ボーナス査定』結果を公開】
職員のボーナスが査定によってどう違うか。職員のボーナス全額からまず優秀と評価されたプラスボーナス分を差し引く。いいほうからS・A評価で、管理職(課長以上)のうち25.1%は、並み以上にボーナスをもらっている。
しかし、私から話したのは「並み以下(C・D)評価の管理職が『0』と、誰もいないというのは、社会主義のようだ」。どの事業所だって、管理職にしてみたら良くなかったという社員はいるが、県庁の場合、いない事になっている(普段、管理職と接していて、並み以下は何人もいる。降格とは話が別)。
これでは、若手の職員が腐ってしまう組織構造と言われても、否定出来ないのでは?今後改善を求めて行く。
【県庁職員ボーナス、査定によっていくら違う?】
民間企業よりも県職員の年収が仮に低くて、優秀と評価された管理職(課長以上)職員と月1万円違えば、評価に差が付き、やる気が出るかも知れない。しかし、県庁職員は大企業のホワイトカラーの年収をもらっているので、並みのボーナスをもらえていれば、モチベーションには、つながらない。
だから、管理職でC・Dと評価される職員が誰もいないというのが、今の県庁の“意欲”を感じない職員風土の1つの原因だ。
これでは、意欲のある職員は、辞めて行く。そうなったら埼玉県はドロ沼だ。現在も、浮かばれていない県民は多いのに。
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「まだ生きている」
ハリソン・フォードのこのセリフが一番印象に残りました。
身を挺するシーンも。
「まだ生きてる」私も、皆さんも。出来る事がありますね。誰かの為に。
(BSで映画をやっていて、録画で久しぶりに観ました)