県議会、危機管理・災害対策特別委員会視察。香川大学危機管理研究センター。
平成20年創設。
防災研究は金・職業にならないと言われているが、香川大学内では5,6年前から防災研究の予算要求をしていた。4年間で2億円弱の予算が付き、他に大学院での人材育成で6千万円ついた(24年度~)。私立大学では予算化が難しいかも知れない。
災害は“個別・不平等”であり、“一律・平等”の対応では防げないとの事で、私から、防災研究成果の行政へのフィードバックについて質問したところ「災害後の組織継続計画を3市で作成した。組織継続計画・地域継続計画を事前合意計画と考えるべき。起こってから、連携するでは遅い。岩手県遠野市の協議会が参考になる」との事(遠野市周辺の8つの市町村が連携し、平成19年11月に『地域地震災害後方支援拠点施設整備推進協議会』を設立。有事の際の連携の体制を整え、「地震・津波災害における後方支援拠点施設整備構想」をまとめた)。
防災士の全国資格取得者は63,542人(24年度末)。香川大学では21年度から取り組み、合格者は372名(うち学生は112名。後は社会人)。
公開講座で資格を取った人が活躍できる場の確保が必要。防災まち歩き・県内50数校を防災士と大学が昨年・今年で回るなど。
授業中の場面から、地震シミュレーションが始まる(香川大学制作)。
地震発生。教師も机が用意され、身をかがめながら指示をする。
先生も机にもぐらないと、上から物が落ち、ケガをした映像が出る。
揺れている間に、机の下から頭を出してしまう子供がいるので、揺れている間も指示していないと、
上から物が落ち、ケガをした映像が出る。
揺れ始めた時に扉を開けておかないと、避難しようとした時、扉が開かない映像が出る。
香川大学が製作した地震シミュレーションを、県議会災害対策委員長である本木県議が代表で体験。
幼稚園の理事長先生という事もあり、疑似体験にも関わらず、大変熱心な対応でした。こういう時に、人柄が垣間見られますね。
(シミュレーションは、体験者のしゃべる内容や行動によって、違う結果になる)
視察後、個人的に防災共同教育センター所長さんなどに伺いました。
大学で行っている地域防災リーダー養成講座は、一般教養の選択科目になっていて、学生全体の大体1割くらいが履修する(講義22.5時間、実習3時間。短期コースも)。
今日体験したシミュレーションは他に、火災が3階で起きた時、地震がオフィスで起きた時、津波の避難があり、更に作り込んでいる。学校の先生がここに来て体験をしているとの事。
埼玉県庁。県議と意見交換。
青年地方議員の会勉強会(大宮)。
知事特別秘書官。
「世の中の人は、損か得かで動くかも知れないが、政治家は損か得かで動くべきではない。世間的に損だと思っても、信念で動くべきだ」。
狭山に戻り、支援者会合。
『うどん県』の香川県。全国1位のうどんの消費量は60万トン(1人あたり1年間で230玉)。全国2位は、何と!埼玉県で19万トン。
四国のお遍路さんが回る寺は、全て寺という字を『じ』と読むそうです。