会派視察。
県立盲学校(川越市笠幡。塙保己一学園)。ご説明:校長・教頭先生
全国で唯一歴史上の人物のフルネームが入っている学校。公立学校になる前、寺の境内で学校が始まった。
盲学校は全国69校。視覚障害は少なく、本校は100名規模だが全国で7番目に多い。小学部は3番目に多い。
寄宿舎がある。小学3年生以上。土日は家に帰る。
保護者の送迎によって来ている一番遠い児童生徒は秩父市から。
「点字ブロックをふさがないで」 駅前での啓発キャンペーンを保護者と行っている。
幼稚園就園前の保護者の相談も応じている。
本校の目標とした子供の詩
「何も見えなくなった。
でもみんなやさしくしてくれた。
盲学校に来て怒られた。でも自分でやれる事が増えた。」
点字はフランスの発祥。“触察”指で感じる事。中途障害は点字が難しい。
本校は障害者雇用率20%。
説明の後、学校内をめぐり、幼稚・小・中学・高等部の授業を見学させて頂いた。
弱視の児童・生徒は、教科書を読む台を高く上げないと、姿勢が悪くなるだけでなく、眼圧が高まり、悪くなる。
拡大鏡はパソコンを通して、文字と紙の白地を逆にし、視力低下を防ぐ。そういう意味で、黒板は機能的だ。
学校のボランティアさんが、国旗に凹凸を付けるなど、教材を作って頂いている。
高等部(はり師養成)ではベトナムからの留学生を受け入れている。留学生からは「ベトナムでは目が見えないと教えない」との事。この生徒が今後ベトナムとの橋渡しとなるだろう。はり師養成の先生も中国に十回以上行き、勉強している。
狭山に8人の県議が来て、視察。学習総合支援センター アクト・コア。
帰りに川越に送るにあたって、狭山市内を案内・説明。
『障害児教育:普通学校へ通学しやすく 文科省が法令改正、来年度予算に計上』 毎日新聞夕刊 9月5日