2024年10月4日の活動

 

『選択的夫婦別姓』 実際の市内家族のお話・・・
 2人が出会うずっと以前から、お互い個人事業主として仕事をしていたので、お互い【姓を変更】する事は仕事上リスクが大きく、『結婚そのものに躊躇』する期間が続きました。
 その後、『事実婚』で生活をスタート。夫婦は『養子』を授かる手続きで、家庭裁判所から「事実婚よりも、『婚姻届』を提出したほうが、審査が早い」とのアドバイスを受けました。夫が地域で、ある程度名が知れている仕事をしているので、子どもの学校生活を出来るだけ平穏に過ごさせようと、妻の姓で婚姻届を提出。家族3人は妻の姓を名乗り、楽しい生活を送りました。しかし、夫の仕事はやはり今まで通りには行かず、煩雑な事務処理に時間と労力を使う事となりました(例:銀行・保険会社等)。それを見ていた妻と大きくなった子どもも辛い思いをしていました。
 ある日、子どもから「お父さんはもう“本当の自分”になった方がいい」と言われました。子どもに背中を押され、夫婦は『離婚届』を提出。現在も変わる事なく3人の生活が続いていますが、以前と違うのは、夫婦の気持ちが本当に楽になった事。
 夫は、婚姻届により『同一姓』にする事が、生活にこんなに支障があると自ら経験。その『95%が女性』だという事に大きな疑問を感じました。
 選択的夫婦別姓制度が確立したら、再度、婚姻届を出すつもりです。
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 『選択的夫婦別姓』が認められれば、結婚に躊躇する原因が1つ減ります。『国際的資格』は旧姓では取得出来ないので、社会進出や経済的に悪影響がある状態です。夫婦別姓の議論で問題なのは、『困っている当事者』が横に置かれている事。他者に対し支配的な一部の政治家が、あたかも反対・慎重意見の国民が何割もいるかのように振舞って抵抗し、いつまで立っても「理解が深まっていない」と国民のせいにして、結論に至らせていません。
 結婚した人の出産率はそれほど減っていない一方、『非婚』が多くなっている事が『少子化』が進む大きな原因です。少子化対策で政治が出来る事は限られており、『女性の社会参加・活躍』と言いいながら、選択的夫婦別姓でさえ30年間も決められない政党が支持されないのは当然ではないでしょうか。言うまでもありませんが“選択的”なので、別姓を選ぶ必要の無い方には、何の支障もありません。この制度が使われるようになって、困る人も誰1人いません。同じ姓と規定しているのは日本だけです。「同一姓でないと『家族としての一体感』が生まれにくく、子どもが不幸」と決めつけられている事を、どう思われますか?
          (写真は、TBS)

 

 

頂いたコメントを紹介します

 「シェアさせていただきます」

 「選択的夫婦別姓は絶対必要です!女性の社会進出・結婚・少子化・墓の問題・etc…この国のどれだけの弊害になっていることか…時代錯誤にも程があります。国会議員にも定年制を設けて、新しい時代に即した制度に変えてほしいです。」