最終更新日時:2024年11月28日 09時30分

2013年11月30日の活動

  

市民会館。義援金募金に協力頂いている団体にお礼状持参。
シニア・コミュニティ・カレッジ文化祭。

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犯罪被害者支援県民のつどい(主催:埼玉県・県警察)(浦和にて)。
 犯罪被害者遺族による講演 市原千代子氏「被害後を生きる」。暴力でお子さんを18才で亡くされた方。(以下、講演内容)
 息子は、生きていれば今年33才。その実感はない。
 子供達に命について授業で話をしにいった時、
 「皆さん今、手を合わせてみて下さい。(しばし沈黙)暖かいのを感じたと思います。死んだ人の手は冷たいし、動きません。皆さんのその手はいつか、好きな人の手とつながり、新しい命の手につながっていく。息子が生まれた手はとても小さかったですが、ちゃんと爪がありました。
 手は、暴力を振るう手にもなり、交通事故で命を奪う手にもなり得る」
 「息子が死んで一番つらかった時は、死亡届を出しに行った時」
 「息子の所に行きたいと思う事もあった。でも生きてさえいれば、楽しい事もあった」(以上)。


殺人でご両親を亡くした娘さんの手記。

 殺人でご両親を亡くした娘さんの手記「いくら法整備が完備されても、人の心を癒すのは、人の心の温かさである」。会場で配られていたしおりに書かれていました。
 交通事故死者のご遺族自らが作った等身大の人型と、遺品の靴を展示した生命のメッセージ展にお邪魔し、遺族の団体 いのちのミュージアムの役員の方にお話を伺いました。


交通事故で亡くなった方の等身大の人型と、遺品の靴。
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 その団体に参加している家族で、交通事故で亡くなった158人のうち、100人が未成年、うち38人が小学生以下。32人が飲酒運転の者による。30人が登下校中(京都府亀岡での事故遺族も)。
 廃校になった日野市の学校には常設の展示室がある。金~日曜、10~5時。
 購入させて頂いた『いのち・未来へ』という本には、殺人・交通死亡事故などで亡くなった136人の顔写真と靴がそれぞれ載っていました(1才から)。
 私のほうから団体の役員さんに、県に今後提案する交通死亡事故対策の取り組みのアイデアを相談させて頂きました。
 会場には、県警ヤング防犯ボランティア クリッパーズさんがいました(16歳以上30歳未満で募集中)。
県庁。
狭山に戻り、震災チャリティ、フラダンス ナニモエ公演。
 前回の公演では、東日本大震災の物産展を会場で私がやらせて頂き、収益の全額をナニモエさんの方から赤十字に寄付して頂いた事もあり、ステージでご来場の皆さんに挨拶をさせて頂きました。
 「今日のプログラムに、皆さんがご協力して下さった義援金のお礼状を入れさせて頂きました(これまで30万円弱、義援金募金をされている)。
 震災の募金は、多くの皆様が何度もご協力頂いていると思いますが、東日本震災の被災者は約21万世帯(原発避難者を除く)。
 義援金は既に3677億円被災された方の手元に渡っています(この他、海外から支援金600億)が、よろしくお願い致します」と。
 今回の公演でも、フラダンスの方が客席を回って、義援金を集めて下さいました。
 ありがとうございます。
市ボウリング連盟メンバーと会合。
市民意見交換。
市議候補と会合。
 ①会社が倒産後に自殺した人の統計はあるが、倒産前の自殺者の統計は無い。
 ②市立小中学校は、とっくに敷地内が禁煙になったのに、県立高校はまだ敷地内が禁煙になっておらず、先生が敷地内で吸っていると教えてもらいました。

2013年11月29日の活動

  

市民意見交換。交通死亡事故対策。
教育関係者と会合。
市内小中学校特別支援学級合同学習発表会(市民会館)。初めて見させて頂いた。議員はこういう会をやっているのを知らない。
発表会終了後、各学校の先生方に挨拶。
シニア・コミュニティ・カレッジ文化祭。
小学校保護者からの相談。
県庁。
前参議院議員。
医療整備課副課長。疾病対策課。
①在宅医療・介護の連携。
 県在宅医療連携ガイド。県内4箇所くらいで相談センターを来年開設予定。
②久喜市内で発覚した救急患者のたらい回しを受けて、医療対策協議会 救急医療部会を、月1回開催。
 短期・中期の課題を整理。救急体制と、病院受け入れの課題。
 ・救急医療情報システム。タブレット端末を使って。
 ・適正受診。救急医療を公共財と捉える。
 ・熊谷など県北部地域は、群馬県の医療機関との連携。
 ・医師確保。新しいスキームで。
 埼玉県総合医局機構(=国の地域医療センターの位置付け)。 偏在は診療科によって・地域によってある。医師の就職仲介機能。民間の医師バンクとは違う=お金取らない。
 28年度、さいたま新都心に、県立小児医療センターと日赤病院が合築されれば、医局機構の部屋が出来る。
③NICU(新生児特定集中治療室)。1万人当たり25~30床整備するよう国が目標。埼玉県は150床目標。現在112床整備。
④病院の基準病床数のかさ上げについて、埼玉県独自に国への提案書を作成した。国会議員へ応援要請。
 基準病床数の人口データは、国勢調査をもとにしている。
 退院率(※)は、関東(49.5)と四国・九州(60.4)ではだいぶ違う。
 (退院率:入院期間1年以上の患者のうち、その後1年までに退院した患者数の率)
 入院日数は、関東15.1、四国18.5、九州18.2。

こども安全課長。県内児童相談所の実状を私から報告。
特別支援教育課。主席指導主事の先生とノーマライゼーション教育・特別支援教育の改革案について意見交換。
障害者就労の場の確保策について私から提案。
狭山に戻り、スーパー訪問。少年の万引き状況確認。
市議と意見交換。

 TBSドラマ『空飛ぶ広報室』で、狭山市にある航空自衛隊 入間基地は、11話中7話に使われているとの事。きょう11月29日DVD発売。

2013年11月28日の活動

  

市議と意見交換。
市職員と意見交換。
教育関係者と会合。
市民団体役員と意見交換。
県庁。
特別支援教育課。指導主事3人の先生と意見交換。県立特別支援学校・市立中学校の対応状況について私から問題提起。
県議と意見交換。
こども安全課長。児童相談所の対応状況について私から問題提起。
資料調査。
(0時半過ぎに帰宅)

2013年11月27日の活動

  

不動産業者さんに、私が先日決算委員会で質問した県営住宅の縮小についてご意見を伺ったところ、やはり「縮小すべきだ。今でも賃貸はダブついている」との事。
新聞記者と意見交換。
市議と意見交換。
市民相談。
教育関係者と意見交換。
弁護士に相談。

埼玉県生活保護受給者チャレンジ支援事業(アスポート事業)を見学(ふじみ野市内)。
 アスポートとは、生活保護受給世帯の子どもが“負の連鎖“にならないようにする為、3つの事業を行っている。
 そのうちの1つが、中学生への学習支援(2010年~)。教員OBや大学生ボランティアによる。
 現在県内17ヶ所で実施(1時間以内で通って来る)。うち14施設が福祉施設。
 事業開始前に高校進学率は86.9%だったが、昨年度、中学3年生331人のうち321人が高校進学。97%に。
 対象となる中学生は、県内に2300人おり、うち670人が受講中(中学3年は331人)。
 ちなみに狭山市内にはその事業を行う所は無く、川越・所沢の狭山市境近くにはありますが、狭山市内への設置を県に要望中です。
 日頃、市民の方からご相談を頂いていて、子供が負の連鎖になる可能性を強く感じています。
 今日は県庁の担当職員の他、アスポート教育支援の統括責任者さん、アスポートの為に福祉施設をタダで貸している施設長さんにお話を伺いました。
 アスポート教育支援の統括責任者さんは、元高校教諭で、偏差値の低い高校に赴任していたとの事。そこの高校生は小学生低学年の学力も無かったり、退学者が多く、高校だけでは限界があると思っていたので、この事業に参加。生活保護1200世帯とつながっている。
 昼間は家庭訪問。子供58人に、スタッフが6地区に分け、1人20件受け持つ。最初は玄関前でダメ。不登校だった子も。1件に10回訪問したりもする。
 ここでは週3回学習支援を行っている。
 中学生は、小学3,4年の学力が無い。
 靴をそろえる子は当初1人もいなかったので、厳しい指導も行う。
 ボランティア講師の高校・大学生は32大学から580人、元教諭30人で合計620人。
 ここの福祉施設の行事にも子供達は参加。園芸(野菜・さつまいも)の手伝いもしている。
 高校生教室を今年から始めた(中学時代からアスポートに180人近くが来ていた)。
 介護就労体験、高校生38人が10日間。
 アスポートの第1期生は高校3年生の年齢になった。
 就労体験5日間。花屋・デイサービス・農業(いちじくの刈り取り)、20人近く参加。
 夏休みに長瀞で2泊3日95人参加。夏休みの宿題をやり、ブルーベリー摘み。
 他に就職支援をやっており、昨年度771人が就職。
 こちらの福祉施設の施設長さんからは、県の福祉施設の役員をされており、県からアスポート事業を始める上で、公共施設を定期的に押さえるのは難しいので貸してもらえないかとの話があり、冬場の感染症の心配なども現場の職員からは出たが、始めた。
 福祉施設も競争社会になり、福祉の心・マインドを失いかねない中で、この事業は、その心を思い出させたとの事。
 アスポート事業について紹介した『生活保護200万人時代の処方箋 埼玉県の挑戦』(←県庁HP)という本が出版されています。
 東京新聞に掲載された学習支援の記事と、中日新聞で紹介された就労支援の記事。
 今日見学させて頂き、お話を伺って、私が思った事は、小学生のうちから学校での補習授業の必要性を改めて痛感しました。
 また、現役の先生方が、この取り組みを見に来る仕組みがあればと思いました。
 私からお願いしたのは、議員や公務員が見学に来た時には、何%が高校進学出来たという数字よりも、どれだけ大変な状況かエピソードを1つでもご披露頂ければとお願いした。

狭山に戻り、福島県人会の役員さんと会合。
幼なじみと会合。

2013年11月26日の活動

  

市民要望対応。
商店街役員から相談。
市商工課長とやり取り。


緒方貞子さん(元国連 難民高等弁務官)。
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元国連 難民高等弁務官 緒方 貞子氏(86才。現 JICA 国際協力機構顧問)講演会(参議院議員会館にて)。
(以下、講演内容)
 学生時代、歴史に興味があった。
 戦後、初めて女子大が出来、私は聖心女子大の1期生。政治学を専攻し、どうすれば戦争を避けられるかを研究。クラスの半数が留学した。
 アメリカ留学の理由は、日本がどうしてアメリカと戦争をしなければならなかったか、戦争にどうして負けたのか疑問だった。あんなに親しかったアメリカの国がなぜ爆撃したのか。
 大学の非常勤講師は大変だった。子供を早く寝かし付けたり。
 偶然、国連に日本が加盟した年。市川房江さんから国連総会に参加する日本代表団に3ケ月加わってとのオファーに、当時私には小さい子がいたが「そういう事は受けなさい」と父が言った。知らない人に沢山会えた、いい経験だった。こんな沢山の人が世界にいるんだなと国連で、もまれた。後に国連の職員になるとは、この時考えていなかった。
 その後、国連人権委員会に日本人として初めて参加。
 国連高等弁務官に日本人がなる事は日本として重要だった。当時、連邦国家の崩壊があった。ソビエト連邦の崩壊、ユーゴスラビア連邦の分裂。
 紛争国で、危ない目に何度もあった。
 社会開発が必要だ。東南アジアでの紛争で、“人間の安全保障”が必要だと思った。人間の安全保障に、女性の力は大きい。
 今は通信技術の発達で、大航海時代と同じような状態。自分の国だけでなく、隣の所も良くなっていかないといけない。みんなに満足度を与える外交を。
 今年5月に、初めて国連で人間の安全保障の会議が開かれた。私は現在もリーダーの一人。
 日本がどうすれば、もっと役に立てるか、考えて欲しい。
 全部の事を国が治められない。
 全ての国が納得・バランスするポイントを探るのが一番大事。
 偏見の強いメディアでは、国と国との人間関係が悪くなる。「こういう所のニュースを出してもらいたい」と議員が注文すべき。NHKさんなんかに(会場笑)。メディアはどうしても惰性に流される。
 (質問:女性であった事のメリット・デメリットは?)女性でなかった事が無いから十分答えられないが(笑)。家・家業というものが日本には強くあって、逆にそういう事もあるから女性は元気がいい。女子学生は、かなり元気。女性である事をうまく利用するといい。
 子供を家に置いて国連に出たので、最初は他の子供を見ると涙が出た。でも家に帰ってみると子供が元気にしていた。
ガリ事務総長(エジプト人)の逸話。日本を非常に尊敬している。日本海海戦などで、伸びて来た日本。日本を訪問された時私も同行したが、東郷神社に行かれた。日本やアジアに大きな役割を果たしてもらいたいと言っていた。
 日本は難民の中でカンボジアのみ受け入れた難民に冷たい国。厳しい審査。卒業証書を持っていないかまで聞かれる。卒業証書を持って逃げる難民はいない。非常な工夫をしないとならない。
 (質問:国連に日本人が少ない。日本人はどう世界に羽ばたけば?)日本には言葉の問題。日本人の文化。日本はcomfortable(豊か)な国だから、外に行きたい人が多い。もう少し役に立つ人が増えてくればなと思う。
 こじんまりしていれば、幸せな時代ではない。

 積極的な国際協力主義になってもらいたい。
 (質問:原発についてどう考えるか?)どこまで安全か私は技術者ではないので、分からない。少なくとも、原発は100%安全に出来るのでなければ、輸出に使って欲しくない。昨年、エジプトなどを訪れたが、科学的な協力は一方で必要。
 東日本大震災時、世界からの援助は、本当に予想を超えた。同情心。しかも貧しい国から沢山来た。日本に対する理解。これからキツい時があっても、国際協力を。
(講演以上)
NHK『緒方貞子 戦争が終わらない この世界で』は、210円で見られます(8月17日に放送された)。
「ルールを守る事が大事ではない。目の前で苦しんでいる人を救う事が最優先」「まず“やる”と決めて動き出しましょう」
「日本が中国・米国と戦争をする事になったのは、“指導者層の不決断・無責任”」「内向きは無知」
「(難民が)家を失う事は非常につらい事(福島の事を想いました)」などの発言が印象的でした。


本にサインをして下さいました。地域の若い人に、緒方さんを身近に感じてもらおうと思います。
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緒方貞子さんの存在を、若い人などに身近に感じてもらおうと、緒方さんの著書『私の仕事』(草思社)にサインを頂きました。(以下、著書内容)
 「日本にいると世界の動きを現実のものとして感じる機会は極めて少ない。意識的に世界の厳しい状況に関心を寄せ、身を置く努力を
 「戦後日本は紛争に巻き込まれないで済んだ。その事により、紛争の解決に、日本はどうしたらいいか、自分の問題として考えて来なかった」
 「国際的な責任感・目標が、日本全般でまだ希薄」 「最近、日本は内向きになっている」「日本には人道大国になってもらいたい」「日本の一般の人が、グローバルな取り組みに関わる自覚と関与の意識変化が絶対に必要」「日本において内向き思考が進んでいる事に、私は不安を募らせている」
危機的状況下で決断を繰り返す経験が必要」海外だけでなく、国内においてもその通りだと思いました。
 「アフガニスタンのタリバーン政権が、女子が学校に通う事を禁止していた時、ある教師は自分の家で79人の少女を教えましたが、それでも政権は家で学校を開く事を閉鎖させたので、その先生は少女を客だと説明し、続けました」
 「“人間の安全保障”の概念は、“人々が中心”」
 「国際社会で言葉は大切。意思を伝える手段だけでなく、相手の文化を学ぶ材料」。
 『難民つくらぬ世界へ』という緒方さんの本もあります(初版は高等弁務官当時の96年)。『私の仕事』のほうがおススメです。

1126_04腕に書いた時計がかわいいですね。(^^)(緒方さんの著書)

 緒方さんがいたUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)では、毎月3千円の支援があれば栄養食60人分、毎月1500円の支援で30人分の教科書、毎月5千円の支援で難民テント4張が1年で購入できると、寄付を呼び掛けています。(資料ご希望の方には差し上げます)
 HPには、毎月でなくても、1度の寄付で、何に使えるか、金額ごとに具体例を提示しています。寄付は千円以上から。コンビニなどでの支払いも可能。
 世界では、今でも人身売買される人が年間60~80万人。
 アフガニスタンでは、妊産婦の死亡率が10万人あたり1600人いる(日本は2~3人)との事。
 「行動に結びつかない研修や講演会は、やる意味が薄い」と、私は公務員に言っているので、私も行動します。

緒方さんが今日配った資料。

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大野参議院議員に質問。寄付文化を発展させる手立てについて。
県庁。県議と意見交換。
社会福祉課。
資料作成。
(0時半過ぎに帰宅)

2013年11月25日の活動

  

新潟県津南町。(観光動画。女神輿・ひまわり50万本・雪のかまくら など)
 今日は初めての農業、蕎麦の畑仕事。
 あれをやってという指示は一切無く、人がやっているのを見て、自分は何をやればいいか考えてやらせて頂きました。
 まず、農協で蕎麦の入ったズタ袋(20kg)をトレーラーへ荷揚げ作業。

ほ場整備中。日本で一番おいしい米が出来る。写真奥の高台だと肥料を3倍以上使う。
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 次に、ほ場(田んぼ)整備の現場見学。雪解け水の信濃川沿いの(元は川だった)肥沃な堆積土である為、肥料の量が、ここより少し高台にある田んぼの1/3~1/5で済む。再来年、ほ場整備が終る。600俵取れる見込み。8町歩は来年から作付け(1町は約1ha)。
 1年で日本人1人が食べる米の平均は1俵=ご飯1000杯分。
 津南町は日本で一番の豪雪地域で、雪降ろしは例年7,8回やっている。この地域では10月までに米を刈った後、11月以降に蕎麦を刈る。今日は今年最後の蕎麦の刈り取り作業。

蕎麦の茎は普通、これくらいは立っています(ちょっと見にくいですが)。
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トラクターの間の畑は、まだ蕎麦を刈る前です。雪で蕎麦の茎が倒れてしまっています。
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蕎麦の茎を、起き上がらせた後。
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 蕎麦の畑は、先日雪が15cmも降って、ほとんどの茎が倒れてしまい、茎を起こさないとトラクターが蕎麦の実の付いた茎を刈り取れない(実際、茎を起こさないで刈り取った所は、蕎麦の実が畑に多く残っているのが見て分かった)ので、茎を手で起こす作業をしました(天候の影響で今年は蕎麦を植えるのが遅かった)。何も道具が無く、始めは、かがんで茎を手で起こしましたが、効率が悪く、腰も痛くなるので、何か使える物は無いか探し、たまたまあった家庭菜園用の支柱を使って起こしました(道具を使い始めた人類の進歩を感じます)。起こした後は、トラクターで刈り取る(トラクターは1台500万円。うち150万円は県から補助が出るが厳しい。使えるのは15年くらい)。今日刈った畑で蕎麦は80kg取れる。
 作業場に移動。蕎麦を粗選別機へ、ズタ袋から小分けにして移す作業。今日以降、蕎麦を食べる時の気持ちは違いますね。
 今日は昼食と言われるまで、ただ寡黙に働いた。12時だから昼食ではない。気がつけば3時半になっていた。写真を撮ってる余裕も無い。町の定食屋さんは時間的に閉まっていたので、津南観光物産館で昼食。とんかつが、とってもおいしかったです(越後湯沢駅でも、津南の豚カツを見かけました)。食事を待っている間に、物産館を見て回る。

津南で一番標高が高い畑は、もうこんなに雪が。
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 来週には本格的に雪が降り始めるので、津南町で一番高い所にある畑の作業場を、雪から守る為、鉄の柱を何本も建てて、閉める作業。柱は1人では中々持ち上げられないほど重い。
 津南町の一番高い所以外は雪が積もっていないが、ここはもう10cmは積もっている。
 山の上なので、周りの山系が見渡せて、小さな事は吹き飛びそう。

舞茸やヒラタケが2、3分でこんなに取れます(樫の木)。
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 山で舞茸・ヒラタケ採り。舞茸は、倒れた樫の木に多く付く(数分で結構な量が採れます。味噌汁にしたら、うまそうだし、体に良さそうだ)。木は死んでも役に立っているのだと思いました。
 今日は雪で湿った蕎麦刈りだったので、ハプニング続きでした。蕎麦を刈るトラクターは調子が悪く時々止めて整備しながらになり、作業場の農業用水の側溝は詰まって水が作業場にあふれ出したのであわてて枯葉をかき出し、蕎麦を乾燥させる機械はショートして煙が出たりして。農業は自然が相手だから、機械でやるだけでなく、色々調整しながらやっているのだと思いました。
 昼休みには、TPP、コメの農家収入と消費者価格(農家が売った額の約倍)、農業所得補償、若い農家の月収など農政の国政の話。TPPがどうなるかによって農家は大きな影響がある事が心配だが、交渉がどうなっているのか示されていないので、来年さえどうなるか不安だ。
 昼休み直前の休憩では、作業場の小屋のストーブで、せんべいを焼いて頂きました(おいしいって言ったら「お腹すいてるからだろ」って言われました(^^))。風が出て来たのを見て、すぐ外へ(私は風が出て来た事に気付かなかった)。
 4時半になって日が暮れると、新潟の雲は、日本海の水をたっぷり含んでいるので重く、空がすぐ真っ暗になる。5時に作業終わり。
 日の出・日の入りと共に生活する生き物である人間として、本来は当然の営みを、ここではしているのだなと思いました。
 今回津南に来て、色々考えさせられました。
 市議会時代から「子供達には全員、農業体験をさせるべき」と主張して来ました(狭山では実現。県議としても求めています)が、今日改めてその必要性を強く実感しました。
 公務員・議員の皆さんも在職10年くらいしたら1度改めて農業をやられる事をお薦めします。(仕事の成果とは何かをはじめ)考える事・発見があります。
狭山に戻り、自治会長と意見交換。
津南にいる時も、県教育委員会や市議と電話でやり取りしました。
津南で泊まった旅館のおかみさんが子供の為に作った“バケツプリン”のブログが面白かったです(写真付き)。

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蕎麦の畑仕事をしていて思った事
 農作業は、成果と失敗を直接実感する。ちゃんとその場その場で改良を考えないと、収穫量が減るのを、まざまざと体感させられる。
 スピードも要求される。来週の雪に備えて、今日中に全ての蕎麦を刈り取らなければならないものの、蕎麦の茎をトラクターが刈る前に立てなければ、収穫量は下がる。
 一方、行政・政治の仕事には、形式的な事が多い。
 毎年の報告書の作成。何年かに1度の計画の見直し。申請書の確認。1言1句の形式が重んじられる。
 式典。イベント。その場で結論を見出さず、「今後検討する」で終ったり、連携の確認で終わる事が多い打ち合わせ・会議(議会・委員会)・研修会・視察が目的化している・・・。
 「民間と行政は違う」。本当にそれで済まされるのでしょうか。行政の給料・退職金や福利厚生(育児休暇など)は、民間の平均よりいい。それでいて、成果を民間以上に発揮しなくていいのでしょうか。行政・政治は、命と安心がかかっているはずです。
 県民の声無き声。行政・政治への期待感は、本当はどうなっているのか。
 行政・政治の存在価値が問われている事の自覚を、今回の体験で強くした。
 行政職員はなぜ雇用が保障されているのか?
 保障されているのに、なぜ上司に楯突いて「間違っている」「変えよう」「すぐやろう」と言えないのか。形式的な事を、成果が高いものに改良しようとしないのか。行政職員は、上司にどんなに楯突いても、クビにはならない。シベリアに飛ばされる事も無い。市職員なら飛ばされても市内。県職員なら県内。給料・ボーナスが、ある程度下がったりもしない。
 私は批判をしているのではありません。当然、優秀な行政職員に会う事も多々ある。
 県民に対し、行政の存在意義の底力がちゃんと伝わるように、証明して欲しい。
 上田知事でさえ、選挙の投票率が低かったのは、1人の政治家が優秀で成果が上がっても、そこの公務員の底力が有権者に伝わらなければ、県民の行政に対する期待感はそれほど上がらない事が示された結果だと思う。
 行政の必死さが見たい。求めていきます。
(このテーマについては、決算委員会の私の質問内容について当HPへの記載が終わり次第、改めて記載します)

2013年11月24日の活動

  

ペットの飼い方セミナーが広瀬公民館で行われました。

 

 

県動物指導センターのボランティアさん(狭山市の方も)。
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埼玉県動物指導センター職員3人と、ボランティアさん9人が運営(狭山市民も)。(公民館主催)
犬・猫の殺処分数(昨年度)県内3111匹。

犬・猫の殺処分3111匹(県内昨年度)。
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 犬・猫を捨てに来た人に「うちに出すと殺されちゃいますよ。あなたも命がけで新しい飼い主を見つけて下さい」と声をかけている。
 取り組みの結果、収容頭数も減り、譲渡数は増えている。
 収容数 犬(22年度)124→(24年度)64。猫920→674。それでも猫は多い。
 犬を飼っている世帯の割合は17%、猫は10%の世帯が飼っており、狭山市の場合、小学生の人数より多い。
 本『ダンクトンの森』(ウィリアム・ホーウッド著)は、おすすめ。絶版になっているので、図書館で。
 愛情は何から生まれるか?一生懸命世話をし続けると、愛情は湧く。
 モルモットは上から来るものに敏感。鳥を警戒しているから。

埼玉県動物指導センターの”ボランティア犬”の活動。
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 県動物指導センターでは、ボランティアの人(現在40人登録)と犬を募集しているそうです。
 今日は私が持っている動物愛護の本を展示して、参加者に休憩中などに見て頂きました。
 終了後、動物愛護団体代表・ボランティアさんや動物指導センター支所長・公民館長と意見交換。今後狭山で動物愛護のイベントが出来たらと話しました。
狭山市と姉妹都市の新潟県津南町へ仲間と訪問。
ほ場(田んぼ)整備の組合長、営農委員会委員、米・そば作りの会社を立ち上げた社長さんと囲炉裏端で会合。
 囲炉裏は久しぶり。ああ、日本人だなと思います(小さい頃そんな経験はありませんが)。津南にも、もう囲炉裏がある家は少ないとの事。
 和の生活の重要性についてや、今後の経済交流の方策について私からお話しました。

2013年ゆるきゃらグランプリが今日発表。
コバトンは65位。47位には入りたかった。埼玉県、残念!
ふっかちゃんスゴイ!4位。

2013年11月23日の活動

  

精神障害者通所施設、こぶし作業所(鵜の木)。事務局長さんからお話を伺う。
市議と意見交換。航空祭の時、違法駐車がひどいと市議から聞き、今年の航空祭の時、入曽側を見に行った報告と今後の対処について。
知的障害者通所施設、オアシス作業所(笹井)。保護者・通所者の方からお話を伺う。
市福祉部長と意見交換。生活保護・発達障害について。
障害者団体代表の方と意見交換。
楽市楽座(狭山市駅西口)。
市民意見交換。
県議と、県営埼玉スタジアムに行き、レッズ戦観戦。
 浦和レッズ元ゼネラルマネージャーの横山 謙三さん(現埼玉サッカー協会専務理事)に個人的に、埼玉スタジアムへのアクセスについてどう感じているかお話を伺いました(国立競技場が建てかわったら、埼スタでの日本代表戦が減る事を危惧して)。
 今日のレッズ戦は、先日来季契約しないと発表された山田のぶひさ選手(浦和一筋20年で、10月にJリーグ500試合出場。38才)を観たかったのですが、ベンチで出場しませんでした。
 私はJリーグ創設当時から、レッズサポで(男子は)、特に弱い頃観に行っていました。11連敗とかしていた頃(^^;)。その頃と比べたら今は夢のようです。
 あと2試合ですね! (山田のぶひさ選手コメント
県庁。決算委員会の総括作業。
(1時過ぎに帰宅)

2013年11月22日の活動

  

市民要望対応。
市民相談。
市議と意見交換。小学校について。
県庁。
特別支援教育課 主席指導主事。
決算委員会での県への要望事項まとめ。
県議と意見交換。県内の竜巻被害支援。
新聞記者と意見交換。
先輩県議の後援会で挨拶。ホスト役を務める。
県議候補と意見交換。発達障害について。
県庁。
(1時過ぎに帰宅)

2013年11月21日の活動

  

市民相談。
市議と意見交換。
資料調査。

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今夜のNHK首都圏ネットワークで、「子供の医療費無料化で救急医療に意外な弊害」との特集がありました。
 私は、先週まで行われていた県議会決算委員会で「子供医療費を無料化する事で、小児医療・救急医療をつぶしてしまう事を県として、市町村に説明しているか?」質問しました。それは、医師からの声でした。
 市長選挙の公約で最近よく耳にする“子供の医療費の無料化”。
 聞こえのいい公約ではなく、実態に即した公約を政治家は、日頃の活動で見出したいですね。
 今日放送されたのは、埼玉の事例でした。
 今回の報道によって、見直しを行う市町村があるでしょうか。
 “市民からの要望”と行政職員が(番組内で)言っていましたが、根本的には、議員・市長の選挙目当てのPR策。
 今後恐らく、親を対象にした“小児救急講座”を行おうとする市町村はあると思います。
 何のテーマでもそうですが、講演会(講座)に行こうと思う人には、(優先順位で考えれば)“啓発”の必要性は薄いと思います。
 分かりやすく言えば、救急車をタクシー代わりに使う人は、講演会には行きません。
 啓発が必要な人は、行政の広報やHPは見ません。そういう人にどう啓発するのか。また、啓発ではなく、そもそも根本的にやらなければならない対策は何なのか?
 既に行政の大きな課題です。PRしてる風で、結果が出ないのでは仕方ありません。

2013年11月20日の活動

  

県議会、企画財政委員会視察。
神奈川県庁。さがみロボット産業特区の取り組み。
 神奈川県は、圏央道さがみ縦貫道路の全線開通を機に、この沿線地域を対象に、地域活性化総合特区を国に申請、平成25年2月に指定。
 今後、人口減少・高齢化の進行により「健康・医療・住環境・移動環境に対するニーズ」や「切迫する自然災害」の課題の解決の為に、生活支援ロボットの実用化を目指す。

人からのリクエストに応えて、八木節を踊るロボット。
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 私からは、HONDAはアシモも造っている事から、現在実用化が見えて来たものはどんなものか質問。高齢者施設モデルとアカデミックモデル(200台)との事。
 神奈川県の特区申請でも認められていないのは、農地法の規制緩和。国は食料自給率の重要性を理由にしているが、実態とそぐわない。
 神奈川県庁1階には、太陽光発電のPRブースがあり、資料が置いてありました(工場の屋根貸しなど)。
 興味深いのは、個人・共同住宅・事業所がソーラー発電を設置する時の費用をメーカー別にチラシで示している事。

埼玉県庁。
保健医療部調整幹。
社会福祉課生活保護担当。生活保護受給者チャレンジ支援(アスポート)事業を狭山市でもぜひと要望。
市民団体要望対応。
(0時半過ぎに帰宅)

埼玉県教育委員会が、障害者の法定雇用率を守っていないことを報じる毎日新聞(11月21日)。

 先日私が質問した埼玉県教育委員会の障害者の法定雇用率について、毎日新聞と埼玉新聞(20日)に記事が載っていました。今後も求めてまいります。
 埼玉の著名人、荻野吟子氏(日本人女医第1号)について、NHK歴史秘話ヒストリアで、今日放送されました。
 再放送は、27日(水)深夜1:45~2:28です。
熊谷市立荻野吟子記念館

2013年11月19日の活動

  

県議会、企画財政委員会視察。

◆東京都庁。日本初の官民連携インフラファンドの取り組み。
 まず私が注目したのは、都の資料に『国と地方の債務残高は、GDPの2倍に当たる約1,100兆円にも上り、借金に頼った行政運営は限界となっている』と行政が腹をくくって書いている事。この事について私から質問したら、「知事・副知事だけでなく、都庁職員の各層にそういう意識がある」と答えられた。
 また、ファンドを創設する事によって、銀行からの借金をどのくらい少なくしたのか質問。7・8割になったとの事。
 ファンドは昨年度創設。東京都の出資に加え、投資家等から出資を募り、発電事業等に投資を行う。電力の安定供給と新電力の育成に貢献。
 興味深いのは投資先で、都内は1つも無い事。北海道・秋田・新潟・千葉・神奈川・佐賀・熊本・鹿児島県内。
 投資先①10~30万kW級の発電事業②再生可能エネルギー事業。
 実施の規模等①都の出資額は計30億円(出資額のみの有限責任 15億円×2ファンド)②都の出資が民間資金の呼び水となり、ファンド総額約400億円(200億円×2)③ファンド運営事業者は民間公募。

◆独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(旧運輸省の外郭団体)
 現地視察:羽沢駅及び西谷トンネル工事現場(横浜市保土ヶ谷区と神奈川区の境あたり)。

地下鉄、工事現場を歩く。(トンネル直径10.4m)
1119_01写真右のベルトコンベアで、掘った土を運ぶ。

 写真上の筒は、新鮮な空気を掘っている所に送っている。
 相鉄・JR直通線の整備(782億円。3.03km)と、相鉄・東急直通線の整備(1957億円。9.98km)について。
 私が質問したのは、路線を整備する上での負担割合。国が1/3、県1/9、市2/9、残りの1/3を整備事業者(鉄道・運輸機構)が資金調達して整備を行う。鉄道会社は、整備事業者に施設使用料を支払って営業を行い、整備事業者は施設使用料を原資として資金を償還する新しい鉄道整備手法。この手法で新線整備を実施している唯一の事例との事。
 狭山市民の私としては、西武新宿線の新宿駅直結など、直通運転の希望は捨てきれない。現地視察している最中にも、詳しく話を聞いた。
 1m掘るのに工事費用は700~800万円かかる。1日に12m掘れる。
 地下鉄を通すにも地上の民地には補償が発生するとの事。

他会派県議・企画財政部長と意見交換。

2013年11月18日の活動

  

市議から相談。
元市議と会合。
NPO訪問。高齢者介護をしている人同士の交流会のボランティアをされている方や、障害者通所施設のボランティアさんからお話を伺う。
自転車店訪問。自転車のまちづくりについて意見交換。
県庁。
県警少年課。少年犯罪対策について私から依頼。
 少年犯罪の県内の件数は、悪いほうから数えて全国8位(人口当たり)との事。
 なぜか7位までに東京・大阪は入っておらず、私が考えるに、地域がしっかりしている県は、警察への通報が丁寧に行われているのではないかと思いました。
 少年犯罪件数、1位沖縄、2位京都、3位富山、4位三重、5位岡山、6位愛媛、7位広島。
消費生活課長。消費生活センターでの県民相談の対処改善について私から提案。
保健医療部調整幹。
特別支援教育課。通級について。
白血病患者さんのお話を伺う。県の骨髄バンクドナー休暇補償制度創設を目指して。
(9時過ぎに帰宅)

2013年11月17日の活動

  

第2回狭山サイクリングフェスタ。
 市民団体(狭山まちづくリストの会)主催。子供達含め定員50人が参加。今回は堀兼地区(前回は広瀬・水富)。昼食を出して下さった方も含め、70人ものボランティアさん、ありがとうございました(県庁職員3人も参加)。楽しく、有意義でした。
 今日私は地域の子供達とサイクリングをさせて頂きましたが、最近、片親がいなかったり、親がいても育ててもらえてなかったりしている子供達と接していると、やはり愛情不足が子供に影響を及ぼしているのを目の当たりにしている中で、今日通常の家庭の子供達とじゃれていて、通常の子でさえ、これほど甘えて来るのだから、そのギャップは大きいなと改めて実感しました。
サイクルショップ訪問。
市内在住のフィリピン出身の方に台風被害状況を尋ねる。

2013年11月16日の活動

  

市民相談。
市民団体からの相談。
第37回全国育樹祭(東松山)。埼玉県では初開催。皇太子がお見えになりました。
 皇太子がお見えになる上での注意事項「皇太子殿下に、贈り物をお渡しする事は出来ません」。みんな「”あの人”のせいで、この項目が増えた」と言って、お互いの胸ポケットに何か入ってないか冗談で探っていました(^^)。ちなみにカメラの持ち込みと、皇太子がお見えになった時(携帯などでの)写真撮影は禁止。お見えになっている最中は、部屋の出入りも禁止(トイレも)されていました。

ラグビー・バー(熊谷)。
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 県議・労組役員と熊谷のラグビー・バーへ(全国にラグビー専門のバーは4箇所しか無いとか)。スポーツ文化を盛んにしたいと思いますし、付加価値が高いお店が増えるのはいいですね。
 県北部はラグビーが盛んで、中学の体育でやっている所もあるとの事。


ラグビー・バー店内。ユニフォームやサインなどが展示されている。
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 ラグビーW杯の熊谷への招致活動について意見交換(日本で2019年秋に行われる事は決まっている。アジア初。2015年 3月頃 開催地決定)。ちょうど今日は、県大会決勝が熊谷で行われ、その映像を見ながら、私からも提案。
県議と意見交換。水村県議に所沢駅まで送ってもらいながら。

所沢駅をパトロール中のガーディアン・エンジェルス。
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犯罪防止NPO団体 ガーディアン・エンジェルス所沢支部のボランティアの方にお話を伺う。
 県内では、他に草加・川口・さいたま市に支部があり、草加支部のボランティアが一番盛ん。
 阪神淡路大震災をきっかけに団体が出来た。
 市内に最低4人からなる支部を作って、活動を始める事になっている。ボランティア保険も自費との事でした。ありがとうございます。

2013年11月15日の活動

  

小学校保護者の方・市議と会合。

 東中学校「いじめゼロ全校集会」。12月に放映されるNHK「いじめをノックアウト」という番組で、取り上げられるかも知れないとの事(取り上げられる事が分かったら、お伝えします)。
 今日の集会では、いじめがどういう時に起きるか生徒自身が劇で演じて、面白かったです。男子が女子の服を着て役を担っていたのは笑いを誘っていました。

スカートを履いている人の何人かは男子です。(^^)
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 劇の内容は、友人に貸したCDを中々返してもらえず、返って来たCDには傷が付いていて、その場で文句を言わず、それが周りの友人も距離を置くきっかけに。
 ではどうすべきだったのか。観客の生徒に質問。その後、どうすべきだったのかが、演劇で表現される。その場で文句を言っていれば、いじめにつながらなかったのではないかと。
 いじめ防止対策という硬くなりがちな企画を、生徒が分かりやすい形になっていました。
集会終了後、校長・生徒指導担当の先生と会合。

スーパー訪問。万引き・喫煙防止対策。

2013年11月14日の活動

  

市議会OB会。
 筑波宇宙センターを見学(一般の方でも見学できます。以前個人で見学した時、たまたま宇宙飛行士の星出さんがいて、名刺交換させて頂いた事があります。予約が必要なブースと、ふらっと個人で来れる展示館があります)。

若田さんが船長になる上での山岳訓練。
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地球への帰還船が浸水した想定訓練。
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 宇宙ステーションは6人で生活。事前の訓練は、海底で2週間訓練。地球に帰還した時、山に落ちた事を想定し、山で3日間訓練。実際、帰還船が湖に落ちた事もあるとの事。

氷点下を大幅に下回る3日間の訓練。
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海底施設での極限訓練。
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 筑波山では、イギリスから1才半の子連れの若い夫婦の旅行者にお会いし、どのくらいの期間旅行しているのか聞いたら、日本に3週間(うち東京1週間。京都・松本などを回る)、香港に1週間との事。ロープーウェイを使って、頂上まで登ったら、とっても景色が良く、地球は丸いなと思いました。90才くらいの方も登っていた。

元市議から県で取り組むべき点について、指摘してもらいました。

2013年11月13日の活動

  

市民相談。
県庁。
福祉部調整幹。
産業労働部調整幹。
県議会、決算委員会。審議8日目。福祉部、産業労働部について審議(質疑内容は、後日まとめてお伝えします)。
 委員会終了後、福祉部長と意見交換。児童養護施設で育った子供が18才で退所する後の支援のあり方について私から発言。自立支援よりも、どちらかと言えば愛情をと。
 家庭で育った子でさえ、18才で親元を離れて自立し、学費や生活費を稼ぎながら勉強するのは大変。まして親の愛情なく、子供時代を過ごして来た子が自立するのは困難だと思います。
観光課長。(観光課職員以外の)県庁職員による観光PR・県PR策について。
県企業局。
 ペットボトルではなく、水道水を飲んで頂く為、高度浄化処理をした水道水のペットボトルを、どのように営業しているか。私が狭山茶のペットボトルの営業に回った事を例に、今後について聞く。
社会福祉課。生活保護制度の埼玉県内市町村の運用方法について県民からご意見を頂き、対応。
(0時半過ぎに帰宅)

2013年11月12日の活動

  

市議と意見交換。
県庁。
産業労働部調整幹。
就業支援課副課長。産業支援課。勤労者福祉課長。労働委員会副事務局長。
①ブラック企業は、全国で4千社ある事が判明している(労働基準監督署発表)が、埼玉県は?
②ハローワーク(職業安定所)が求人について、企業に年齢制限を外すよう求めている事が、結果として、求職者側からすると、応募しても年齢制限が実質的には事業者側にあって、求職者にとってはムダな労力と落胆が生じている。年齢要件撤廃の意義は理解するが、ハローワーク特区になった埼玉県で何とかならないか?
③県内事業者への融資額の推移は、他県に比べてどうか?県内銀行の貸し出し額しか分からない。14兆2千億円(県内事業所に貸しているとは限らない)。
④民間企業の障害者雇用率は、各県と比較してどうか?全国39位。埼玉1.62。
1位山口2.28。2位福井2.27。3位奈良2.15。4位佐賀2.13。5位大分2.1。最下位は1.56。
他、ひきこもり対策の取り組み状況についてなど。
観光課。
・観光課だけでなく、県庁職員の観光政策への協力は、どの程度得られているか?
・博物館との観光政策協議は、どうなっているか?
・観光ボランティアガイドは県内に何人いるか?把握していない。
・(クマモンに追いつけるよう)コバトンのPRについて確認。県が出した観光バスにもコバトンのマークは無し。
福祉部調整幹。社会福祉課長。
・福祉ボランティア登録者数は?埼玉10万人。神奈川5万3千人(政令市除く)。栃木4万8千人。
・災害ボランティアは?登録制度なし。
(なお竜巻被害時には、越谷市・松伏町で1952人、熊谷・行田市で671人が活動)
・県が社会福祉協議会に補助・委託している事業費・内容は?8億7190万円。
・生活福祉資金貸付制度の申請があったうち、却下した件数は?23年度157、24年度172件。
・緊急小口融資制度がある市町村は?59市町村。無いのは4。
障害者支援課長。
①障害者のグループホーム整備促進策は?宅建協会に、資産活用としての整備を呼びかけている。
②県内の通所・入所作業所の収益一覧と工賃向上計画は?技術指導員が今年度から23作業所で指導。
③障害の子を持つ親子の心中・虐待死・虐待件数は?昨年10月から統計を取り始め、埼玉県は0。親以外からの虐待も気にしているとの事。
高齢介護課長。決算委員会の事前打ち合わせ。
こども安全課長・副課長・児童相談担当・養護担当。
◆虐待された児童について
①(他県比較)虐待された児童の児童相談所 一時保護施設での平均入所期間、埼玉47.2日。一番短いのは鳥取5日。2番愛媛10.6日。3番徳島12.2日。4番広島12.7。5番福岡13。
・児童相談所の一時保護施設から家庭に戻れている率、埼玉55.2%。福井76.1%。長野74.5%。島根70.9。新潟69.6。富山69.5。
・一時保護後の措置先の状況について確認。
②里親登録数、(人口10万人あたり)埼玉6.3(376人)。1位山梨・岩手14.1。3位島根12.2。4位滋賀11.5。5位栃木11.3。
③児童養護施設定員の他県比較。1番多いのは東京2642人(他に乳児院507人)。大阪1604(176)。次が埼玉1484(190)。北海道1195(20)。愛知1126(109)。
自立援助ホーム(ウィキ)定員、埼玉39人。東京136。北海道39。神奈川36。
・児童相談所を、警察の管轄にしたほうがいいのではないか?
・48時間ルール(虐待通報から48時間以内に児童の安全を確認するルール)守れていないのは?5%で、理由は不在だったとの事。
決算委員会準備。
(0時半過ぎに帰宅)

2013年11月11日の活動

  

市議候補と意見交換。
県庁。(県庁に向かっている8時半頃、小平駅で人身事故。途中タクシーで移動。運転再開は9時45分だったとの事)
県警本部主席調査官。
県議会、決算委員会。審議7日目。保健医療部、警察本部の事業について審議(詳細は後日)。
委員会終了後、
保健医療部副部長・国保医療課長と意見交換。
 国民健康保険税の課税方式について、県が市町村に指導している事による、低所得者の増税の実態について、私から調査依頼。
保健医療政策課長と意見交換。保健医療部の今後の長期的歳出見込み額の策定をすべきと私から申し入れ。
 狭山市では長期の歳出見込みを策定した事を伝えた。
 少子高齢化時代がどうなるか分からないという不安があれば、いくら税金を公共事業・景気対策につぎ込んでも、国民は安心できず、お金を使ってはくれない。そこで、今後の財政見込みを立てるべきと、行政に言うと、よく「今後国の制度がどうなるか分からない」と口裏を合わせたかのように言う。危機意識と市民感覚が感じられず、もしそれで終わりならば、正規職員でなくていい。
県警本部少年課長と意見交換。少年犯罪の防止対策について。
産業労働部調整幹。県内雇用情勢について調査依頼。
新聞記者と意見交換。県政改革について。
複数の教育関係者と長時間電話でやり取り。少年犯罪対策について。
県議と意見交換。
市民相談(電話)。
決算委員会準備。
(0時半過ぎに帰宅)

2013年11月10日の活動

  

市綱引き大会(智光山)。

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 大会を運営するボランティアさんだけで100人弱いらっしゃり、他にも各小中学校の先生方が関わっている。ありがとうございます。小中学生が円陣を組んで気合いを入れたり、応援したり、大変盛り上がっていました。(各学校のチームを回らせて頂いた)
 学校によっては練習時、ホンダの綱引きチームをお呼びして、綱引きの手本を見て、やり方を習った所もあると、校長先生に教えてもらいました。
 綱引きの競技専用マットは50万円くらいするらしいが、会場は3レーンあって1レーンしか競技用マットでなく、前から市の幹部は見て知っているのに、何とかしようと思わないのだろうか。教育委員会指導課長や市議にその事を話した。
 靴は綱引き専用のがあり、1万円以上するそうで、学校によっては、親父の会が購入し、生徒に貸与しているとの事。グリップが全然違うとの事。

さやま大茶会(県営稲荷山公園)。
 お琴・尺八が無料で聴ける贅沢。お陰で心が静かになりました。

大茶会の会場では、お琴・尺八が無料で聴けました。
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新潟県津南町教育長・町議会副議長に挨拶。
市文化団体役員さんと意見交換。
入間市議と意見交換。

エネルギー自治 講演会(有楽町)。
①バイオマス発電について、岡山県 真庭市長と事業経営者が講演。
 岡山県内の3市町村の市民で、人口減少を何とかしなければと勉強会(真庭塾)を1年間で15,6回行った。1万キロワットのバイオマス発電は、一事業所では出来ないので、9団体が出資して、真庭バイオマス発電株式会社を設立(資本金2億5千万円、うち市出資3千万円)。2015年稼動を目指す。電力販売をやりたいが、現在の国の規則では個人には売れない。(97年から銘建工業ではバイオマス発電を行っている)
 森林組合は補助金頼みで、それまで収益事業をやった事が無かった。山の売買が国内では、ほとんど無い。間伐補助金の単価が高く、山を買ってリスクを取ろうとしない。補助金中毒になっている。丸太を洗うが、市場に出ない。今の林業政策は、やる気だった人の気を無くさせる。そこで、乾かした木材チップを、5円でなく8円で買おうとしている。
 真庭市では、農業ダムの所で、小水力発電出来ないか、予算をつけて調査している。真庭市の電力は、再生エネルギーで、まかなえるように出来ればいいと思っている。
 生ゴミの分別収集を一部地域で試験的に始めようとしており、し尿と混ぜてガス発電を行いたい。
 真庭市のバイオマス見学ツアーは年間2千人。観光資源になっている。
 (真庭市の湯原温泉には、『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルになった所がある。
 “湯けむりドック”と名付けた人間ドックもやっている所がある)

②国の再生可能エネルギー買い取り制度の価格算定委員長の植田 京都大学教授の講演。
 再エネは新しい考え方ではない。昔からあった。バイオマス事業は40件以上の申し出がある。買い取り制度によって、マインドが変わった。ソーシャル・イノベーション(社会の変化の起爆剤)。北海道は再エネの宝庫。経団連は買い取り制度を廃止しろと要望を出している。政治問題にも関わる。私は再エネを育てたい。
 国のどこでエネルギー政策が決まるのか分からない。茂木経産大臣にどうなるのか聞いても「分からない」と答えた。

③一橋大学教授から、ドイツ・オーストリアの取り組み報告。
 ドイツ マエンハイム村で村民が出資して木質発熱施設。村の9倍の電力で、売り上げ約13億円を公共サービスなどに利用(冬場は電力が足らないが)。
 (バイエルン州)グロスバールドルフ村ではエネルギー協同組合を設立。
 オーストリア。1980年、原発禁止法可決。再生可能エネルギー量は、ヨーロッパでトップ。2010年段階で61.4%、現在70%を超えている。
 ケッチャハ・マウテン市。小水力発電が盛んで、その為に人工貯水湖を整備。1886年から始まった(明治時代)。市の2.7倍分の電力。熱エネルギーは3割が自給出来ていないので、バイオマスガス発電で完全自給を目指す。

④長野県飯田市が97年から進めて来た環境推進計画。市民で出来る事は何か。NPOが地球温暖化対策の為にエネルギーの地産地消を行う。おひさま進歩エネルギー社長さんが講演(著書『みんなの力で自然エネルギーを』-購入しました)。
 ファンドは6つ。12億円出資(市民出資3億円)、2億円銀行融資で、合計20億円の資金。
 北海道下川市(旭川から北へ車で30分)では、森林未来都市しもかわを提唱しているとの事。
 講演会終了後、岡山県真庭市の銘建工業社長さんに個人的に、林業政策の現状についてお話を伺いました。

狭山に戻り、教育関係者と会合。

2013年11月9日の活動

  

狭山の民話を広めるプロジェクト。広瀬地区の史跡めぐりに参加。広瀬神社の元宮司さんが詳しく説明して下さいました。
①広瀬神社と広瀬地区の名の由来
 奈良県(河合町)に廣瀬大社があり、風雨順時の守りで、歴代天皇がお参りした。

広瀬神社。民話の朗読が今日は行われました。
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 3世紀、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が建てた神社は137ヶ所。そのうち直接建てたのは44で、狭山の広瀬神社がその1つ。明治神宮・伊勢神宮のようになっていても、おかしくない。
 広瀬という地名は、廣瀬神社を大事にしようという事で、地名となった。

県内で一番高い広瀬神社のケヤキ。樹齢1000年。
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 神社にあるケヤキは、樹齢1000年。県内第1級で、皇太子が来週16日に熊谷にお見えになり、全国育樹祭で、この苗木も植える。

梅の木は200年を超えると、ねじれる。広瀬神社のこの木は、樹齢400年。
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 梅の木は200年を超えると、ねじれて来るが、広瀬神社にあるこの木は樹齢400年で、今でも実を付ける。

10月第3日曜日の祭りで担がれる広瀬神社の神輿(11時半頃~4時頃)。
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②自転車道から、バッティングセンターの手前に見えるのが、松森稲荷。

松森稲荷。川の両側で境界争いが昔あり、境界の印でもあるそうな。
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③禅龍寺の本堂の前にある盛られた土は、子供相撲が8月9日に行われていたが、ここ数年行われていない。1024年に寺が建てられ、尼寺の時代もあった。
 元宮司の方から、神社などは固い事を言うと宗教施設だが、行政が指定すると、公的になる。東京都は指定が多いが、狭山市はまだまだだとご指摘頂きました。
 (次の予定があって、途中までの参加になりましたが)私も狭山生まれではなく、引っ越して来た人が大半になった狭山市で、自分が住んでいる周りがどういう所なの
か、学べる機会は、体験してみて、いいと思いました。(以上)

骨髄バンク全国大会『あなたにしか救えない、命の為に』(千葉)。

骨髄バンクについてのACの支援キャンペーン。

<埼玉県議会では、9月議会で、骨髄提供する時、仕事を休む上での休業補償制度を県で創設すべきと、全員一致で可決。来年度の予算化を県に求めています>

1109_02白血病患者さんと、HLAが適合したら、提供希望者に、どんな説明があるか実演されました。

 私も以前経験しましたが、自分の白血球の型(HLA)が患者さんのHLAに適合すると、骨髄バンク財団から連絡があり、専門のコーディネーターとの打ち合わせが、提供希望者最大5人と同時並行で進めていきます。その後、最終合意の確認の際には、医師・家族・コーディネーター・第3者の医師あるいは弁護士と、最終確認を行います。今日は、その模様が、演劇で示されました。
 宮城県知事だった浅野氏は、元白血病患者で、今日は骨髄移植経験者として講演。移植によって、血液型が変わったとの事。
 白血病で亡くなった本田美奈子さんが歌っていたアメージング・グレイスの歌の披露もありました(ユーチューブ)。
 休憩中、骨髄バンク財団の方と意見交換。
 終了後、都内(錦糸町)に移動し、全国骨髄バンク全国協議会理事長など全国のボランティアさんに個人的に相談し、お話を伺った。
 お子さんを白血病で亡くされた方がボランティアをされているお話などを伺い、埼玉県での休業補償制度実現への想いを更に強くしました。
 骨髄提供、全国第1号(平成元年)の方にもお話を伺いました。
赤十字血液センター事業部長さんにお話を伺い、奈良県議会が骨髄バンク事業の視察に来たとの事。

(11時半過ぎ帰宅)

2013年11月8日の活動

  

市ボランティア連絡会研修会。赤十字奉仕団員として参加。

【公務員・教職員・福祉医療施設職員・政治家などに超おススメの施設を訪問!】

この山を1人の学校の先生が買い取り、特殊学級の生徒たちと、2年間昼夜をかけ開墾。
1108_02山の傾斜38度。大地を手でつかまなければ登れないような急斜面を意図して選んで購入。

知的障害者入所施設 こころみ学園(重度の知的障害者入所施設。栃木県足利市)。
 事務局長さんにお話を伺いました。
 当施設の本『山の学園はワイナリー』(テレビ朝日事業局出版部)を購入し、読みました。本の副題に『与えるだけでは、豊かな心は育たない~額に汗する事は、人の心もつくる』とありました。本も大変お薦め!

超おススメの本!今まで読んだ本で一番と言ってもいい本!
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 (子育て中など一般の方にも)私がこれまで読んだ本の中で一番と言ってもいい程です!
 こちらで最初に建てられた建物は、行政から援助を一切受けずに、初代園長(川田昇氏)が1千万円寄付して、建てた。
 初代園長(以下、園長と記載)は、「はみ出しっ子でも、分かってくれる人が必要だ」と自身の体験で思い、小学教諭時代、放課後、勉強に付いて行けない4年生に、1年生の国語・算数を教えた。
 園長が子供の頃は、公共工事をする人の中に、知恵の遅れた人が1人・2人混じっていた事を記憶している。今の社会には、共感が薄れ、心が感じられない。
 中学の特殊学級の教諭をしていて、障害のある生徒の手が、赤ん坊のように使っていない手であるのを見て驚いた。
 そこで、昭和33年、7.8ヘクタールの山を、私財を投げ打って購入。購入した理由は、不景気になると最初に首を切られるのは障害者。それならその子を引き取って農業をやろうと、中学教諭として思ったから。今のようにしようとは思っていなかった。
 山の傾斜は平均38度。立っているだけで大変な所(スキーのジャンプ台でさえ35.6度)。大地を手でつかまなければ登れないような急斜面を、意図して選んで購入した。そんな所を下草刈りからしなければならない。山を2年かけて、特殊学級の中学生達と当時担任だった園長が、開墾(園長は、家に帰らず、バラックで寝泊りして、夜中も作業)。平地でさえも転んでいた子が、しっかりと山道を歩けるようになった。
 ブドウの苗木を、初め600本あまり植えた。野菜は、豊作だと安過ぎて、不作でもお金にならない。果実だと成果が分かりやすい。年代的に甘い物も無かったし、ブドウなら、勉強が出来なくていじめられて来た子達が、ワインを作るなんてカッコいいと思える。
 学園を建てる前の昭和41年、園長は、千葉県袖ヶ浦市の県福祉センター(知的障害者入所施設)の立ち上げに関わる(袖ヶ浦にいても、土日は開墾作業に足利に行っていた)。冷暖房・水洗トイレ・すきま風1つ入って来ない当時では珍しい施設。しかし、何不自由無い施設に疑問を持った。農場に就職が決まっても「ハエが多い」「トイレが水洗じゃない」と不満を言い、帰されてしまう子供がいた。与えられた訓練を受け身で続けるのは、入所者にとっていい事ではない。包み込むようにする事から、生きがいは生まれないと感じた。
 また、職員が夕方5時になると家に帰るのも疑問だった。子供は先生を見抜く。夕方子供は「さよなら」と先生に愛想を振りまいた後、さびしい一晩を過ごす。
 そこで、昭和43年、こころみ学園を設立。貧乏でもいいから、寸暇を惜しまず、汗を流して働く、家族のような暮らしを目指した。現在でも独身の職員は住み込んでいる(最低でも2年間)。
 施設が出来るまでの1年間、園長を初め職員9人は無給だった。
 障害児を持つ親で、死ぬ事を考えた事の無い親はめったにいない。
 園長には忘れる事が出来ない想いがある。学園の定員がいっぱいで入園を断られた時、見離されたと障害児の親が思い、電車に飛び込んで亡くなった。「一生かけてもつぐないきれない」と園長は思った。
 入所の条件は、歩ける事と手が動く事だけだったので、殴られた子が転んで、死なせてしまった子や、女の子に熱湯をかけてヤケドさせてしまった子、どんなに見張っていても何度も脱走してしまう子などなどがいた。(本にはありのまま詳しく書かれている)
 園長は、入所者が純粋である事などから、入所者を子供と呼んでいる。
 山の中に入ったら、平地でさえ転ぶ子供でも、追いついていかないと必ず置いていかれるので、急な坂道でも何とか踏ん張る。
 椎茸を山から下ろす時、転んで心配するのは、入所者の事より椎茸の事。転んだ時子供をよしよししてしまったら、終わり。次に転んだ時、子供がこらえているのを見ると、切ない気持ちになる。職員が「どうした?」と声をかけると「椎茸は大丈夫」と返事がある。こうなったら本物。
 椎茸の原木を山から降ろす時には、100~200mの高さの山を1日40回くらい上がり降りする。
 「まだ出来る」これでもかこれでもかと挑戦する。
 子供が先生にはかなわないと思って付いてくるのは、子供達以上に先生が頑張っているのを見ているから。
 女の先生もトラクターを運転する。
 先生と子供の間に差は付けない。子供の食べ物・飲み物以外口にしない。子供より良いと思われる宿舎には住まない。差のつくような服装はしない。ワイシャツにネクタイ姿で指示している人は1人もいない。
 障害児教育は、普通教育の原点。与えられるばかりの環境の中では、思いやりも想像力も育たない。あれをやってはダメと経験を積ませてもらえず育ってしまった子供達。
 きりの無い作業は意欲が出る。意欲の原型は飢餓=ガマンする事。
 ひもじさに耐え、背中の皮とお腹の皮がくっつくほど腹が減った時に、心を込めて作られた物を食べる、それが一番豊かだという気がする。
 仕事もしない、汗もかかないで、腹も減らず、食べても食べなくてもいいような状態で、いつもセットされたご馳走をたくさん食べても、豊かにはなれない。
 健常な子の心が病むのは、物があり余っているから。飢えを人工的にでも作り出さないと。
 炎天下での葡萄の手入れ。ここは日本一の熱さを争う館林市がとなりの市。一杯の水がうれしい。重い堆肥を担いで斜度38度の葡萄畑をはい登る。日の出と共にカラス追いの空缶を叩く。

山をくり貫いたワイン醸造場。
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 ブドウの実が木から風に飛ばされて落ち、施設職員が茫然としていると、障害を持つ入所者は、もくもくとブドウを包んでいた紙の袋を、来年も使えるはずと拾って歩いた。がっかりして立ちすくんでいるより、そのほうが何倍も正しい。 
 園長はよく「消えて無くなる物に渾身の力を注げ」と言った。生きている物は、いつか消えてなくなる。人間も作物も、皆そう。逆にただの物でしかない物も、そこに渾身の力を注げば、命が与えられる。
 ゲーテ「鳥に翼のあるごとく、人間に労働あり」。曽野綾子「日本の若者は20才になったら1年間奉仕活動をすべき。大部屋に寝て、掃除・皿洗いをし、重い物を持って長距離歩く。一生でその時しか出来ない仕事に就かせる。車イスの人でも、盲人でも」を園長は評価。
 楽な状況にどっぷり漬かっていても、幸せにはなれない。大事に庇護されるだけでは、精かんな人間は出来ない。
 毎日楽しければと、刹那的な喜びだけをつぎはぎして並べていく生活の中で、何が生まれるのか。楽だけを積み重ねたら、楽しい事は無くなる。
 本当の喜びは、出来そうにないと思えた事を乗り越えた時だけに感じるもの。楽に手に入るものは、身に付かない。欲は無い。いらない物は欲しがらない。
 お客さんは「障害者施設だから」では1回しか買ってくれない。おいしいから買ってくれる。おいしいブドウが必要。
 昭和55年、保護者の出資により『ココ・ファーム・ワイナリー』設立。
 昭和59年、初めてのワインが出来る。
 平成元年、入所者がアメリカへ行き、ブドウの苗木を植える。以降、米国から指導者がこちらに来たり、こちらの先生が行っている。きっかけは、日本のブドウが不作で、ココ・ファームに来ていたワインの注文に応えられないで困って、アメリカのブドウ農家にあたっていたら、カリフォルニアの農家が1ケタ安い値段で応じた。「困っている時は、お互い様だ」と。
 ワイン生産は現在、年間16万本。入所者150人あまりでワイン造り。
 1つの事だけを毎日毎日やっていると、その事のプロになっていく。検品も入所者が行う。赤ワインの中に入ったコルクのクズは見えにくいのだが、それを見つける職員より秀でた入所者がいる。
 ちなみに、日本ではシャンパンとは名乗れないので、スパークリングワインと呼ぶのだそうです。イタリアシャンパーニュ地方の物でないと、シャンパンとは呼べないそうな。
 現在94名入所、短期入所10名。平均年齢53才。最高齢91才。
 これだけの規模の施設で、未だに自分達で自分の食べる物を作る施設も珍しい。
 包丁を持った事が無い人も、炊事。やらせてみる事を大事にしている。やらせてみなければ、分からない。職員が住み込む事によってよく見れる。個室は無い。大家族のようにやっている。
 朝6時に起きて、雑巾がけ。掃除機は使わない。5時まで働き、夜食堂の掃除が終って8時から自由時間。9時半に床に入り、10時消灯。テレビは金土曜だけ。日曜だけ起床8時。
 学園のある町内の草刈をやって「うちにも来てもらいたい」と住民から言われたり、椎茸生産者の手伝い、他の山の下草刈りの手伝いもやっている。
 ココ・ファームは、約4800万円の税金を納めており、カフェがある事で、地元野菜のPR・販売に貢献し、学園とココ・ファーム職員の地元採用は51人になり、地元にとって重要な就職先になっている。

入所者がアメリカに行って、ブドウの苗木を植えた。
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 平成7年には、入所者が親や家族を招待して、総勢280名がカリフォルニアの葡萄畑を訪れた。最後の日、親が園長にお礼を言って、中々頭を上げない。頭を上げた時の親の顔は、涙と鼻水でいっぱいだった。一時は、親子で心中するしかないと思っていた親だったので、その気持ちは痛いほど分かった。
 (2000年九州沖縄サミット、2008年北海道洞爺湖サミットで、ここのワインが使われた)
 いつかはここで、入所者が自分の親の介護が出来るようになれば。
 そして、入所者が指導者になり、出来れば、職員のいらない施設を・・・。
 (特別支援学級だった人や、入所者だった人が施設職員に、6人なっている。23年度)

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 こころみ学園とココ・ファーム・ワイナリーは、施設見学を一般でも受け入れているようです。寝る部屋もきれいに掃除されていました。

こんなおしゃれな感じのレストラン。障害者施設には、見えないですよね。
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パーティーにも使えそうな広い店内。
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今日頂いた料理は、これ。また行ってみたいです。
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テラスも。天気のいい日には、気持ち良さそう。
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 今日は、こころみ学園内のしゃれたカフェ・レストランで昼食を取り、ボランティアさんと市政について意見交換。
 ワインやケーキなどの他、ここで作った商品を売っているショップでも、事務局長さんなどにお話を伺いました。


ショップにて。
「障害者施設で作った和紙に、ここのロゴを入れなければ良くは売れない」と事務局長さんが教えて下さった。

 

こころみ学園のカフェ・ショップなど案内

(昼食後、私は決算委員会の準備があるので失礼し、県庁へ。
足利駅から小山駅への電車の扉は、手で開けるタイプでした)
 小山駅の新幹線乗り換え口は、何と券売機が1つしか無く(※)、乗り換え時間が9分あり、券売機に並んでいる人は1人でしたが、発車時間ギリギリになりました。新幹線を利用される時は、パスモ・スイカで乗る駅から入らず、乗る駅から乗車券・新幹線特急券を買う事をお薦めします。一市民の声として、ホームにいた駅長さんに券売機増やして下さいと要望はしましたが。(※券売機自体は2つあるのですが、1つは新幹線特急券を買う専用で、乗車券は買えず、パスモ等では新幹線改札はなぜか入れないので、実質的に券売機は1つなのです(^^;))

埼玉県庁。
国保医療課長。
 ①国民健康保険税について、私から改めて、県が市町村に税の加算方式を2方式にするよう指導している方針(資産からの課税=資産割をやめ、収入額に応じて課税する部分と、収入に関係なく均等に課税する2方式にする事)の撤回を求めると共に、2方式がいいとする論理的資料の提示を求めました。
資産割を外し、4方式から2方式にした市の資料(戸田市。23年度に変更)で、(モデルケース)年収393万円の世帯(税の軽減を受けられない所得階層)では、7千円増税になる事が今日分かりました。資産から課税をやめないでいれば、増税しなくて済んだ人々です。2方式への変更を市町村に指導する県は、年収400万円以下の生活が分からないし、分かろうとしていない。人口“700万”県民は、単なる数字ではありません。
 資産割を外すと、年収233万円・187万円・163万円の世帯がいくら増税になるのか試算するよう今日依頼した。
 また、国の検討状況の中で、国保の広域化は、必ずしも全県一律の保険料・税方式でなくても構わないとする案も出ているので、埼玉県でも、全県一律の税方式にならないかも知れない旨、文書で市町村に通知するよう、今日依頼し、承諾された。
 その他、国保医療課は「県南部で4方式の理解は得られない」と言うので、県内各市町村別の平均所得額について調査するよう依頼した。
 難しい課題を解決するのが、行政の仕事で、県民の生活を無視して、市町村役場が承諾しやすい楽な方法を導入させるのは、仕事になっていないと思います。
 ②子供医療費無料化について、小児科医・救急医の視点から県はどのように考え、市町村などに意見を述べているか質問。

医療整備課。
 ①コンビニのように夜間救急病院を利用する“コンビニ受診”対策について私から提案。これまでの取り組みについて聞く。
 ②【埼玉県民は“畳の上で”死ねているか?】
 自宅で死を看取れているのは、県民の何%か? 11.9%(24年)。
 全国平均12.5%。1位奈良17.2%、2位東京16.1%、3位兵庫15.7%。
 埼玉県庁のこの事に対する目標は、自宅と老人ホームでの看取りが23年度14.7%(全国平均16.5%)であるのを、29年度までに18.7%にするとの事(老人ホームで亡くなる事は「畳の上で死ぬ」と言う感覚と違う気がしますが)。県別で現在、1位は長崎、2位は大阪、3位は広島。
 在宅での看取りには、訪問診療機関がある事が欠かせない。狭山市内の訪問診療機関は、県のHPで、どこがやっているか確認出来る。
 柏市の公団住宅では、医療と介護の連携事業が、まちづくりの一環として行われているとの事。

 ③不妊治療が胎児に及ぼすリスクについて、埼玉県民にはどのような説明がされているか把握しているか?

 ④18才未満の県民の出産状況について調査依頼。 
 疾病対策課。自殺者減少対策について。

 住宅課副課長。県営住宅に住んでいて、収入が高くなり、年収が676万円になっても住み続けられる(4人世帯。2人世帯なら583万円)(実際にいる)事について県担当課の考えを問う。法律で定められているとの事だったが、道理が合わないと思うなら、特区申請するとか国の担当者に直談判するのかと思えば、やらないとの事。

県警交通規制課、視覚障害者用の音声信号の設置要望ヶ所数と設置状況。視覚障害者への聞き取りの状況について確認。
県警本部主席調査官。少年犯罪について調査依頼。万引き対策について。
決算委員会準備。

(0時半過ぎに帰宅)

2013年11月7日の活動

  

同級生と意見交換。
県庁。決算委員会準備。
資源循環推進課長。決算委員会で質問した事についてフォローの聞き取り。
 (1)し尿処理の広域化を希望しているのは、県内5箇所(23年6月に県が市の担当者に調査)。
 (2)ゴミ処理広域化計画。ゴミ処理の人口規模、最低10万人設定、30万人目安。ゴミ処理1日あたり最低100t、
300t目安。
 県内で現在広域化を検討しているのは、2箇所。①東松山市、吉見・都幾川・嵐山町、東秩父村、桶川市と、②行田・鴻巣・北本。現在、一部事務組合立ち上げに向けての協議会で議論中。
政治評論家主催、勉強会(四谷)。
 失業保険の給付は、公務員にも懲戒免職になると適用される規定になっている(!)。失業保険料を行政は払っていないのに。
 日本の電力の4割が東京電力なので、発送電分離すれば経済活性化に。破綻は会社にとっていい事。モラルも守られる。東京電力の公的資金は既に1兆円。一方、東電の資産の中には、福島原発も入っている。

2013年11月6日の活動

  

政策調査。
市民相談。
教育関係者と会合。

【“よっこいしょ”と言える生活を―『和式』の生活への見直し】
 『和食』が世界の無形文化遺産に登録される見通しとなったそうですね(昨夜NHKクローズアップ現代で放送されていました)。
 『和食』は、文化遺産登録が仮に無かったとしても、欧米では今後も注目されていくと思います(寿司以外でも)。もちろん、今後日本でも。
 また近い将来、日本古来の“和式”の生活形態が注目されていくと私は思っています(和式トイレは例外だと思いますが(^^;))。
 先日、体格のいい60過ぎの知り合いが、歩きにくそうにしているので、今から和式の生活をされてはいかがかでしょうかと薦めさせて頂きました。
 体の不自由な人にとって、バリアフリー化される事は大変重要ですが、不自由でない人が駅のエレベーターを使ったり、エスカレーターで立ち止まったりするのは、体に良くないと私は思っています。歩ける人は、出来るだけ歩いたほうがいい。上り下りをしたほうがいいと思います。(もちろん車を使い過ぎるのも良くないと思います。電車を使えば、歩数は自然に稼げます)
 和式の生活を薦めるひとつ。ふとんの生活がいいのは、足腰を使う事。ベットの生活では、立ち上がるのに、あまり力がいりません。
 “よっこいしょ”と言う事は、はずかしいイメージがありますが、それは体を使っているという事なので、必要な動きだと思います。
 和式のテーブル(座卓)を使った生活も立ち上がるのには、力がいります。(最近は、座卓にも洋式テーブルにもなる、上げ下げ出来る物もありますね)
 普段の生活の中で、体を使わざるを得ないようになっている『和式』の風習の残る日本は、頭がいいなと思います。
 行き過ぎた“欧米かぶれ”をそろそろ見直す時期ではないでしょうか。
 何が大切か。便利さの中に隠れた弊害もある事を、気にしたほうがいいのではないかと思います。

2013年11月5日の活動

  

政策調査。
市民相談。
新聞記者と意見交換。
県議と打ち合わせ。

2013年11月4日の活動

  

富士見公民館文化祭。ステンドグラスの飾りで照明スタンドを作っている方などにお話を伺いました。
商店訪問。自転車のまちづくりについて私からお話しました。
富士見集会所文化祭。絵手紙の付箋を頂きました。
三富の木を活かす展(川越)。三富(さんとめ)地域は、川越・所沢・狭山・ふじみ野市、三芳町。短い時間でしたが、主催者の方からお話を伺いました。

上田知事主催の第5回政治塾(大宮)。
◆吉田敬岳氏講演(県教育委員。幼稚園の自由が丘学園理事長。住職)。講演『いのちを伝える』
 “待機児童”なんていない。親が待っている。働かせたい社会が待っているのだ。
 言われた事しかやれない子供が増えている。自分の足でどこまでも歩いていける子供の育成を。
 戒律の戒(よい習慣。倫理。道徳)と律(法律)。戒を破っても法律では罰せられる事は無い。
 戒は、“つ”がつくまでに伝えなさい。9つ・9才までに。
 3つ4つで、抱き癖が付いたっていい。今はそういう時期。安心できる時期。6・7才で下に下ろす。
 若い子が熱中症で倒れるのは、体温調整が出来ていないから。外でいっぱい遊んで、汗を出す機能が育つのは、6才くらいまで。
 だから私は“子供が真ん中プロジェクト”を始めた。相手の存在を大切に思う事。
 子供にさせたい経験の1つは、何か大切なものを無くしそうな、ひやりとする感覚を味わう事。
 ケンカしない、危険に合わないように前もって大人がすれば、生きていく為の本能的な力や、いざ事が起きた時に対処する力は育たない。子供の成長は、時間のかかるジグザグした歩み。
 旭山動物園長だった小菅さんは、動物園のコンセプトの1つを“いのちを伝える”とし、動物が弱って死んでいく所まで展示。死を伝える事なくして、命を伝える事は出来ない。「人間と言う器で生まれただけで、命は皆、同じ」「全ての命の始まりは、バクテリアで、私の命・魚の命・ゴキブリの命も同じ」と話す。
 映画『はやぶさ』で、竹内結子さんは「私の命は150億年前、宇宙が出来た時から、ずっとつながっている。そしてあなたの命も同じようにつながっている」と語った。
 宇宙飛行士のシュワイカイト氏の「私は地球に恋をした」という言葉が好きです。彼は宇宙で地球に生命を感じたのだろう。青い青い地球が生命の塊だと。(飛行機に乗って、水上・地上を見ると、少し分かる気がします)
 聖路加病院の日野原先生は「命は、どこにあるかと学校で聞くと、心臓を指さされる。
 サンテグジュベリ作『星の王子様』で『かんじんなものは、目に見えない』と言う言葉があり、これを子供に伝えたい。『心臓はポンプに過ぎない。君達だけが持っていて、自分らしく使える時間。それが、いのちの本体。どう使うかが大事」
 相田みつおさんの詩『自分の番 いのちのバトン』で、「自分の十代前までの両親の数は1024人。二十代前になると100万人を超す」と書かれている。
 “千の風になって”の新井満さんの著書『自由訳 般若心経』。「あなたはつかの間に生きて死んでいくかげろうのような存在だが、同時に気の遠くなる、いのちの積み重なりの果てに生まれた軌跡の存在。だからまずはその軌跡に感謝しよう」次に「なぜ自分は生まれて来たのか?その理由を考えよう」「あなたしか果たせない役割を果たす為、君は生まれて来た。どうか果たして下さい」
 永六輔さん「ご飯を食べる前に言う“いただきます”は省略型であり、『あなたの命を私の命にさせて頂きます』という事。生きると言う事に、ごう慢になりなさんな」。
 第5回『文の甲子園』(高校生が書いた短編小説)グランプリ、沖縄県立首里高校2年 金城幸さんが書いた『忘れられないご馳走』(農家の女子高校生がヤギの飼育を親から言われ、初めて育てるが・・・)(頂いた資料には全文を載せて頂いていましたが、ネットで検索して読んでみて下さい)。
絵本は大人が読んでもいい。いないいないばあという絵本。
 日の当たらない支え、“陰”に、“お”と“様”を付ける。
 漫画家の本宮ひろしさんは「人間は、ほんのわずかな便利さの為に、自然の流れを踏み越えてしまった」。
 分子生物学者の福岡伸一氏「たんぱく質の並べ替えが生きると言う事」。私はひざが痛いが、たんぱく質は飲まない。(以上、講演)
 吉田先生が講演資料(全27ページ)の中で書かれた谷川俊太郎の『生きる』は、生きているということはどんな事なのかの繰り返しなのですが、その中で、
「生きているということ
隠された悪を注意深くこばむ事」
「生きているということ
 いま今が過ぎてゆくこと」が印象に残りました。
◆有馬晴海氏(政治評論家)講演。
 代議士とは、国民の代わりに出ているはずなのだが。
 私は原発は大反対。小泉氏と同じ。原発を造った人は40年間で誰かが手仕舞いするものと思っていた。しかし、誰もそれをやらなかった。
 虫が食べたら命が危ない殺虫剤を、遺伝子組み換えで入れる。
 日本人の貯蓄は、1490兆円。世界の貯蓄は3千兆円。
◆上田知事講演。
 君主論のマキャベリーは、戦争を始めるのは容易だが、やめるのは容易ではない。
 木をこすって火をおこすような事が出来る人でないと、政治は出来ないと言っている。
◆副島隆彦氏講演。著書『税金官僚から逃がせ隠せ個人資産』。
 私には、書く事しか出来ない。
 オリンピックを日本にやらせる。増税をする。それによって日本から金をはぎ取る事が目的。
 テレビ局は本当の事は伝えない。
 株を今年の3月以降買い始めた人は損をする為に買っているようなもの。
 昨年からの円安(昨年5月、1ドル77円→今年5月、103円)は、インチキ以外の何なんだ。
 小さな政府を。外国に軍隊を連れて行くのをやめなさい。
 戦争だけは絶対やってはいけない。(以上、上田塾)
八潮市議と意見交換。
 越谷市議から竜巻被害のその後について聞き、県議会で地震保険について質問した事について意見交換。松島たかお越谷市議は以前、保険の仕事をしていたとの事で勉強になった。
私が市議初当選以来から友人の本庄市長・桶川市長、若い県内県議・市議と会合。

2013年11月3日の活動

  

水富公民館文化祭。

水富公民館には、弓道場があり、子供・大人の体験が行われていました。
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 水富公民館には、弓道場があり、子供・大人の体験をやっていました。公民館に弓道場があるのは、珍しく、いいなと思います。指導者の方からお話を伺いました。
 民生委員の方からお話を伺いました。
 広瀬公民館文化祭。草花を使って、絵に見せる作品を、作られた方が説明して下さいました。
入間基地、航空祭祝賀会。
 基地司令と広報班長に、伊豆大島の派遣状況について伺いました。現地の捜索隊員は2週間おきに交代しているとの事。
 航空祭自体は今日は見ず。ブルーインパルスが飛ぶ時に、出口に向っていくと、みんな空を笑顔で見上げているのが見えて、ひまわりのようでした。花火の時も、空を見上げるみんなの楽しそうな顔を見るのが好きです。
 基地内は人が多いので携帯メールがつながりづらいですが、携帯各社の臨時アンテナはトラックで来ています。
元県議と意見交換。

航空祭が行われている時間の、入曽の路上駐車の状況。マナーが悪いですね。
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 入曽の市議、市民の方から、航空祭の時の路駐状況などを見て欲しいとのお話を聞き、現地確認。
入曽公民館文化祭。
堀兼公民館文化祭。お饅頭を作っている調理室にお邪魔し、スイトンを頂きました。おふくろの味で、おいしかったです。(^^)
狭山台公民館文化祭。

つるし雛。写真のように紫の糸の物は、男物。
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奥富公民館文化祭。つるし雛を見させて頂き、紫色の糸でつるされているのは、男物で5月に飾るのだと教えて頂きました。

奥富かかし祭り。コバトンのかかしは残念ながらありませんでした。ふなっしーはありましたが。
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奥富かかし祭り
サンパーク奥富文化祭。新狭山公民館文化祭。
市民要望聞き取り。元気プラザについて。
商店会長から相談。
支援者意見交換。
ボランティア仲間と会合。

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 脳科学者の茂木健一郎氏が、3日放送のフジテレビ『全力教室』で、「勉強しか出来ないバカにならない方法」をテーマに、現役東大生達を相手に授業を行ったのを途中から見ました。とってもいい番組でした(再放送や、オンデマンドは無いようです。この番組自体初めて見ました)。
 「偏差値教育なんて必要ない」という持論を持つ茂木氏が説く「社会で必要な本当の頭の良さ」、「ゼロからイチを作り出すイノベーションの重要性」。
 公務員・教職員など多くの皆さんに見て頂きたかったと思い、書きとめました(以下)。
 茂木氏(東大卒)「
偏差値だけで選ばれた。俺は東京大学にとっては単なる数字だったんだ。それ以外は何の意味も無い。それを何で、公平とか言うんだ。おかしいだろ!頑張ったその結果が悔しい。もっと出来るはずだ。間違った方向に努力してても仕方がない」「大学がペーパー試験に頼らず、それぞれの責任を持って、学生の個性を伸ばさないと、日本の優秀な人材がどんどんつぶされてしまう」「何で高校の時にやりたい事が見つからない日本なんだろう」
 この話を茂木さんがした後、1人の東大生が「僕が今までやった事はムダだったの?」と質問。茂木氏「君の一言はすごく大事。1人1人得意な事があるだろうが、受験勉強という枠に、はまる事とは限らない。気づいて欲しい。高校の時から青天井で何やってもいいと言われたら、意識が全然違ったのではないか?自分と違う長所を持った人と知り合って欲しい」
 東大卒の草野仁さんが「
偏差値教育を変えなければいけない時に絶対来ている。」(茂木氏拍手)
 八田亜矢子さんは「東大行きなさい東大行きなさいと言われて、東大に入ってから、何やっていいか分からなかった」
 茂木氏「新しい付加価値・活用法を生み出す事が日本には必要で、本当は大学に求められている。これからの社会に求められるのは、イノベーション(変革)」
代表例は、3Mが開発したポストイット(「貼ってはがして、また貼れる」付箋)。スマートフォン。アマゾンなどネットショッピング。(ポストイットは、粘着力の強い接着剤を開発していて、実験失敗、粘着力の弱いの素材を活かせる事に気づいた偶然から生まれた)
今から出来るひらめく脳の作り方
 茂木氏「イノベーションに大事なセレンディピティ=“偶然の幸運”。それを起こす3つのA。行動・気づき・(これが難しい)受容。この3つがすごく重要。
 何か行動しないと、セレンディピティは生まれない。何か生まれた時、気づかないと。気づいた時、受け入れないと。気づいた時の多くは、自分の今までの価値観と違う事が多い。
 まじめだから受験勉強という1つの中心ばかり見て、東大生などには気づきが弱いという傾向がある。
 脳の中で、受験勉強で発達するのは、大脳新皮質。ひらみき・直観力をつかさどるのは、扁桃体なので、別の部分。
 イノベーションには、勇気とひらめきが必要。勇気とは・・・
 『最初のペンギン』という話。
 ペンギンは海に飛び込まないとエサを取れないが、群れで最初に飛び込むのは敵から食われやすいので、リスクが高い。勇気のある人の例え」。
 (会場の東大生が答えた)日本の最初のペンギンは、柳井正(ユニクロ)。三浦カズ(15歳で単身ブラジルへ)・・・。
 茂木氏「問題は、君達が最初のペンギンになれるか?」東大生「リスクが大きい」東大生「東大卒業して、歌手・芸人になろうという人はあまりいないと思う」茂木氏「失うものが多すぎるの?守る事がいっぱいあるの?」
茂木氏「脳の活性化とよく言われる。自分が出来ると思わなかった事が出来ると、脳ではドーパミンが出て、一度それが出ると、脳はまたドーパミンが出る事を欲しがり、強化される。初めての事に挑戦する勇気が湧いて来る。
 ところが、偏差値教育では、リスクを伴う事を避けるようになる。論理的思考や効率の良さが強く働くようになる。勉強して論理的になればなるほど、イノベーションを起こしにくい、負のスパイラルに陥ってしまう。

 論理的も大事だが、感情豊かな人が大事。論理的だけでは、人との共感を持てなくなる。色んな事に興味が持てない。現状を打破する気合が出ない。発明・発見は出来ない。ヤンキーが持っているような感情のパワーが出ない。
 ワクワク、ドキドキするような感情が揺れ動く、少々“無謀”な事に挑み続ける事が何よりも必要。脳は自分の限界を乗り越えていく。
 笑いは、欠点・短所を乗り越える為に非常に大事。自分の欠点・短所を人前で面白くぜひ話して欲しい。
 ひらみきをとらえるのも大事。大体ひらめきというのは、散歩したり、シャワーあびたり、“リラックスしてる時に起こる”。そういう時でないとひろえない。
 脳の中で様々な瞬間にACCというアラームのシグナルが鳴っても、日常の生活ではひらめきの脳には、なりづらい。DLPFCという脳の司令塔で、無視され、ひろえないから。ひらめきと認識されない事が多い。
 ひらめきを強化する為には、“自分との対話”をしてなくちゃいけない。それが大事。
 知らない人と沢山知り合い、沢山話すといい。仲良く話そうとすると、相手の顔色を読み取る。他人は予測が付かない。予想がつかない時、その回路は非常によく使われる。
 みんな違ってみんないいと軽く言うが、個性の尊重は意外と難しい。時には傷つき、すれ違う。(番組中、茂木氏が質問した事に東大生達は分からず、突拍子も無い事を答えた生徒を茂木氏はほめる)
 自分は変われるんだというプライドを持って。プライドと言うのは、今の自分を肯定する為のものではない。プライドは、自分を守る為の物ではない。変わる為にこそある。
 ひらめきと勇気を鍛えて。日本・世界を良くする為に頑張って下さい」。
 番組後、茂木氏は「彼らにあれだけ個性があるのに“東大”とか“東大生”というブランドが邪魔をしているのかなと感じました。そういうものから、もっと自由になれば、彼らはもちろん、日本の社会もいい方向に行くのではないかと思いました」と期待したとの事。
 茂木健一郎さんは著書で、最初のペンギンについて「餌がとれるか、それとも食われてしまうのか、避ける事の出来ない不確実性のもとで、いつかは決断を下し、飛び込む──海の中に真っ先に飛び込む“最初のペンギン”がいるからこそ、群れ全体にとっての事態が切り開かれるのである」「正解は何も保証されていません。しかしいつか決断し行動しなくてはいけません。時間はもっと貴重な資源であるからです」「不確実さをいたずらに避けたり、確実な正解があるはずだと思い込む事のほうが、よほど危険である」などと記しています。
 皆さんは、教育は具体的にどうすればいいとお考えでしょうか?お考えをお聞かせ下さい。

2013年11月2日の活動

  

障害者通所施設、みのり福祉会のイベント。来場者の皆さんに、県議として障害者就労に向けた取り組みのお話をさせて頂きました。
施設長・ボランティアさん、障害を持つ子の保護者の方にお話を伺いました。
赤十字奉仕団員と意見交換。
中央公民館文化祭。市民の方がボランティアで、市内の文化団体を紹介するサイト、さやまルシェについて、説明して下さった。
入曽駅にエレベータ設置を望む市民団体役員の方と意見交換。県議としての取り組みを伝える。 市民団体会合。
水野公民館文化祭。
市民相談。

2013年11月1日の活動

  

教育関係者と意見交換。
県庁。
生徒指導課長。各県立高校別、中途退学者数。
県議会、決算委員会。審議6日目。危機管理防災部、教育局の事業について審議(詳細は後日)。
 今日特別支援教育の改革について質問し、少しだけ前進した。しかし、進歩ではなく、後退した現状を回復させている段階。

教育局 市町村支援部長。子供達の為に、県教育委員会と市町村教育委員会の改革について私から申し入れた。
教育局調整幹。県教育局の組織のあるべき形について私から意見。
教育局総務課長。財務課長。教育局の障害者雇用について確認。
 今日視察に行って来た高木県議に視察結果を教えてもらう。千代田区立図書館と飯能市立図書館(地元産の西川材を多く使用。飯能市HP)について。
新聞記者と意見交換。
県議と意見交換。
(0時半前に帰宅)

 帰宅後、NHK歴史ヒストリア『少年よ 大志を抱け!~クラークと教え子達の北海道物語~』を録画で見て、感慨深かったです。
 力を発揮できないでいる人に対して、どれだけ汗をかけるか。「Boys, be ambitious like this old man」。年を取っても、人の為。浮かれていては、いけませんね。
(再放送 11月6日(水)火曜の深夜1時45分~)

 また、NKH クローズアップ現代『アンパンマンに託した夢~人間・やなせたかし~』も、とても沁みました。
 やなせさんが売れるようになったのは69才。アンパンマンの大人の評価は高くなかった(「グロテスク。顔を食べさせるキャラクターはやめたほうがいい」)けれどずっと続けて来て、子供が見抜いて売れたのですね。
 やなせさんの戦争体験「正義の為の戦争なんて、どこにも無い。正義はある日突然反転する。
 ゆるがない正義は、献身と愛だ。
 目の前に餓死しそうな人がいるとすれば、その人に一片のパンを与える事」
 東日本大震災直後から、リクエストが殺到した歌は、アンパンマンのマーチだったとの事。分かる気がします。“たとえ胸の傷が痛んでも、行け”。
 (私がこの歌がすごいと思ったのは“愛と勇気だけが友達さ”と言い切っている所です)
 やなせさん「何の為に生きるのか、僕も随分悩んだ」。
 自己犠牲が無ければ出来ない。震災後、中々受け入れ先が見つからなかったガレキ。アンパンマンの精神を発揮すべき時だった。
 やなせさん「老いは経験を積む事」。老いは悪い事ではない。
 やなせさんが自らの病魔と闘いながら書いたアンパンマンの色紙「ぼくが空を飛んでいくから 君をきっと助けるから」
 やなせさんが、震災後、作られた詩「夜は明けたというのに 心の闇はまだ深い けれども ちいさな光が見える 光のほうへ ぼくは歩く ほんのちいさな 光だけれど それは 希望の星だから」
 被災者に限らず、今つらくて、どうしようもない方に、この詩が届きますように。