2011年8月23日の活動

昨夜から50分位だけ寝て、HP作成作業、明日経済産業省から説明を受ける上で事前資料調査。

狭山市の障がい者団体の親子の皆さんと、川越にある就労支援施設 
NPO法人JASTへ。
 朝、通所者が通って来る所から、朝礼・体操・筋力トレーニング・服装チェック・作業活動の様子を見させて頂き、職員の方からお話を伺いました(約3時間)。

 就労移行施設は規則上、2年間しか使えません。
 施設の入口でまず気付いたのは、傘を全てきちんと結んでから傘立てに入れている事。職員は、福祉出身の職員はおらず、民間出身者と、あとは教員・幼稚園教諭との事。
 通所者から施設費用は取っておらず、余暇活動の費用だけ。問題を起こした人には、余暇活動に参加出来ないペナルティーを課している。
 「特別支援学校卒業までに身に付けておいて頂きたい事は何か?」との質問の回答に、自分から挨拶出来れば、仕事が出来なくても好かれる・家事・礼儀・素直・誠実 うそをつかない・感謝・我慢・分別。
 親には、子供をいっぱい褒めてほしい。時計が読めるだけでなく、何分後という判断も出来るように・「すいませんでした」と言えるように・字の大きさを均一に書けるように・自分の住所が書けないと困る。父の名前が分からない人が結構いる。右左の判断・ハンカチでふく・トイレットペーパーは、きれいに切り取る(「あの子がやったのでは」と言われてしまわないように)。
 特別支援学校は、3年になったら就職組とB(作業所などにいく人)を分けていない所もあるが、分けて教えたほうがいいと思う。
 卒業前にあたって、子供をBと決めつけないで、やってから決めてもいいのではないか。
 国立リハビリテーションセンターは、就職出来なかった人を斡旋しておらず、家に居る障がい者が多い。その人が何が出来るか、細かい個人データを持っていない。
 仕事に合わすのでなく、その子にあった求人を探す。
 県に望む事をお聞きしたところ、就職後の生活支援の助成金があればとの事。助成金は、就職後6カ月間だけは出るが、6か月では意外とボロを出さない。慣れて来たあと問題が出る。親の気持ちを考えれば定着が一番大事。
 県は就職した人数だけ上げればいいと、思っているのではないか。
 作業所は、工賃の高い人を就労移行施設に出さない。工賃の高い人を作業所にいさせる事で、施設の運営費用を維持させてしまう。
 労働省の就労アドバイザーは県内で2名。
 各市の就労支援センター職員は、施設を見た事がなくて知らず、センターは3人体制でないと施設を見に行けない。
 就労支援強化試行事業。今年度から本格実施<以上>。
 大変参考になりました。障がい者の為を思って厳しく接している対応に感銘を受けました。ありがとうございました。今後、収入を少しでも得られる障がい児教育と体制整備を県に求めてまいります。

障害を持つ子供達と、昼食をとりながら、懇親。質問攻めにあい、結構タジタジ(^^;)。
狭山に戻り、ふじみ寿大学公開講座、狭山の昔映像。
 昭和30年代、まだ入間基地が米軍ジョンソン基地だった頃のまちの映像を見させて頂いた。

県庁、会派内打ち合わせ。