北朝鮮の今・朝鮮学校補助金問題1日セミナー(浦和)。
映画『クロッシング』を観させて頂き、考えさせられました。
物語は、北朝鮮の父・子がそれぞれ脱北をはかろうとして、娘・息子が強制収容所に送還されてしまう話(HPで予告編が)。
父親役を演じた俳優 チャインピョ(車仁杓)氏は、映画出演後、北朝鮮脱出者支援活動を行なっているとの事。拉致問題・北朝鮮問題にご関心のある方は、ぜひご覧下さい。おすすめ致します。
頂いた資料で興味をひいたのは、北朝鮮に風船でチョコパイを送る運動。
拉致被害者家族会代表 飯塚繁雄氏(上尾市在住)挨拶(以下)。
「北朝鮮に対する日本の具体的な制裁は、残念ながら決まっていないようです。国会議員からは『頑張ってます、頑張ってます』ばかりで、我々には焦燥感がある。
以前の大臣よりは精力的にやっているが、1人の大臣だけではなく、国会・国民全体が圧力をかけ、協議に引きずり出していく事。
拉致は最悪の蛮行。制裁に対する反対の声もあるが、制裁は大きなカードになる。
私達拉致被害者の認定をされた家族だけではなく、国内に特定失踪者も相当数おられる。国の認定が年1人・2人では間に合わない」
拉致被害者家族会事務局長 増元照明氏「今年は勝負の年。この1年に集中したい」。
埼玉県内などの拉致被害者ご家族の方が出席され、発言がありました(以下)。
田口八重子さん。川口市出身(家族会代表飯塚氏の妹)、22才で拉致され、今54才。
藤田進さん。(弟さんが出席)「この浦和近辺で拉致されたかも知れない(川口市出身)。高校卒業後1年で拉致されて36年。北朝鮮にいたという鑑定は出ているが、認定されず8年たっている。認定にこれだけ時間がかかる日本のおかしさを打破しなければ」。
新木 章(あらき あきら)さん。川口市出身。(妹さんが出席)29才で失踪してから35年。
佐々木悦子さん。27才で拉致されて21年。(お母様が出席)「私が元気なうちに娘の安否が分かるようにお願いします」。
生島孝子さん。(お姉さんが出席)東京笹塚で拉致されて40年。「この10年間何の対応もされていない。拉致の可能性が高いとは言っているが、大臣が有能でも国が動いてくれなければ。国に楯突くのはよせと抑えられた事が以前はあった」。
講演:北朝鮮難民救援基金代表 加藤 博 氏「金正日以降の北朝鮮と拉致・人権侵害について」。
講演:ジャーナリスト野村旗守氏「朝鮮総連の資金の流れと工作活動」。
上田知事は朝銀への公的資金7千億円を衆議院議員時代止めた。
セミナーには、県議会自民・民主・刷新の3つの会派の議員が参加し、それぞれから拉致問題への取り組みの発表がありました。
(以上、セミナー報告)
昨日は私の講演を聴いたミャンマーの方から相談を頂きました。
私が拉致問題でやらなければならない事はどこまでか、考えさせられる1日でした。
県庁で資料調査(深夜1時半頃帰宅)。