県議会会派会議。
①県の教育政策について教育委員会からお話を伺う。
高校1年生の中途退学者が多い(22年度1261人。中退者総数2550人)。そこで、23年度 自分発見高校生体験プログラムを実施。社会体験10校・ステップアッププログラム(補習、アドベンチャー教育)11校で実施しているとの事だったが、先輩議員から「中退者の中退後のフォローはどうなっているのか?」との質問があり、今後、中退者に再入学できる学校の情報提供を行うとの事でした。
不登校児童・生徒の再登校率31%。
進学高校の取り組み 県北部の3校合同夏期講座。南部の5校合同講座(科学講演会)。SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)。
子どもの体力。握力・ボール投げが埼玉県の子供は全国平均に比べ弱い。福井・秋田県が体力が強く、県内の中では南部が弱いとの事。
私からは「今後の子供達は、残念ながら、日本経済の空洞化に伴って、今よりも遥かに厳しい雇用情勢の中を生きていかなければならないので、埼玉県教育の首脳の皆さんには、日本経済の空洞化について個人的にでも情報を得ようとして頂きたい」とお願いしました。私が申し上げた思いが少しでも伝わればと思います。後からこんなに悪くなると思わなかったでは済まされないので。
②県の高齢者福祉政策について福祉部からお話を伺う。
特別養護老人ホームの待機者 平成19年1万2812人、21年1万4648人(2年に1度調査しているとの事)。要介護4・5の待機者4603人。
地域包括支援センター費用における県負担20%。240か所。
私からは「福祉予算を確保する為に、地域包括支援センターを公共施設に間借りしてコストを抑える事を、県として推奨してはいかがか」と提案しました。
③午後は今回の県補正予算の議案調査。
放射線測定体制強化。モニタリングポスト(空気放射線量を連続して測定する据え置き型の装置)を5台購入し6台体制に(東部に1台重点をおく)。ゲルマニウム半導体検出器1台購入し4台体制に。
電力100%自活住宅普及促進事業、1000件15万円定額補助。4kw以上の太陽光発電装置と発電電力計への補助。11月以降から募集。これまでの補助事業は終了。今年度当初では太陽光発電の補助額は全国1位だったが、この補正予算含めて全国3位の補助状況。
エコタウンプロジェクト 10月中旬から1か月、県内市町村を募集。5~8か所の調査候補地を調査。
民間保育所を新たに15か所整備する補助金6億3570万円。定員4984人増。まだ1億円ほど予算が残っているが、今年度までの事業予算で、今年度中に支出しないと国にお金が戻ってしまう。
鶴ヶ島市の農業大学校は25年4月に熊谷に移転。
日高市の震災時緊急輸送道路の久保交差点の改良工事(高麗駅のほうから巾着田に行く右折帯整備と、巾着田のほうから高麗駅のほうに左折しやすくする拡幅工事)。
首都高速の料金が26年4月から軽減される事に。〈例〉 美女木JCT→羽田 1440円が900円に。
被災者生活支援金の為、埼玉県から164億円支出(国の定めによる)。
個人県民税の寄付金控除の適用下限額 現在5千円を2千円に引き下げる(24年度分から)。
西武園競輪場の民間委託化。赤字であっても売り上げで国に交付金として3%が召し上げられているので、それを2%以下にしてくれと上田知事が言っている。
昨日の被災者の方からの相談を調査対応。
乳幼児の集団検診は埼玉県内で県民同様に受けられるが、個人健診(はしか・風疹・三種混合・日本脳炎)は、被災した市町村が県内の市町村と提携していれば県民同様に受けられるが、そうでなければ県民同様には受けられないとの事。
教育局調整官・県議と意見交換。障害児の教育政策について。
生産振興課長・農産物安全課長。
お茶の放射線問題について、狭山市のお茶屋さんから伺った質問を伝え、意見交換させて頂きました。
①9月16日の新聞報道「全額県負担を検討」について
県で検討した結果、県負担でなく、東京電力が1500円以下の検査商品題も含めて、検査費用を全額負担する事を明言したとの事。情報が茶商さんに伝わっていないのではないかと私から言いました。
東電の補償問題については、一息ついてから動こうと思います。
②放射線調査で基準値以下だったお茶に貼る『安全シール』
いつからシールを茶商さんに送れるかまだ決まっていない(デザインを検討中の段階)ので、決まり次第連絡を下さるとの事。
③店舗名の公表(この事は30分以上話し込みました)
担当課長さんに「もし○○さんがお茶屋さんだったら、店の名前に傷が付くのはイヤですよね?」と聞きました。国の立場ではなく、県民の自治体として何とかして下さいと申し上げました。結論は出ませんでしたが、お茶屋さんがおっしゃっていた意思ははっきり伝わったと思います。
県議と意見交換。
市民相談回答。