市議と意見交換。
市民相談。
市民要望回答。
政策調査。
NHKクローズアップ現代『“薬漬け”になりたくない~向精神薬をのむ子ども~』(←番組詳細HP)を見ました。
前から気になっていたので、参考になりました(以下、番組内容)。
子供で精神疾患・行動障害は国内15万人。10年前の2倍になっている。
不登校児童生徒の7割が精神科を受診し、そのうちの7割が向精神薬を飲んでいる。学校から医療への距離が近過ぎ、薬漬けになってしまうと危惧しているとの事。向精神薬は、発達障害やうつ病に処方されているが、子供に処方する明確な基準は無い。
精神科・小児科医師アンケート(600人回答)では、1才から向精神薬を与えている医師もおり、「内心ヒヤヒヤしながら処方」「重篤な副作用も稀ではない。向精神薬を使い続ける事に疑問を感じる」などと回答。このアンケート結果から国立精神・神経医療研究センターの医師は「向精神薬が成長過程の子供の脳に与える長期的影響は全く解明されておらず、慎重な投与が必要」だと発言。
薬の投薬開始年齢は、小学校低学年が7割超。
なぜこのような傾向か。発達障害などの兆候を早く見つけ、医療につなげ、専門的ケアをする事が本人の為にはいいとされている。昔なら大らかに許容してきた子供を「問題行動だ」と医師に任せてしまう傾向が10年くらい前から急速に広がっている。学校で落ち着きが無いといわれ、薬を飲むと、能面のような表情になり、薬を飲まないと学校にいられないのではないかと保護者は思うとの事。向精神薬の副作用で上半身の揺れが止まらなくなった奨学生や、足が震える高校生の映像が映されていました。
薬をやめていく時は、激しい離脱症状があるという。
この番組に出演された専門家の方に会わなければならないと思いました。(番組は105円払えばNHKオンデマンドで見られます。教育関係の方には是非見て頂きたいです)
「幼児に向精神薬処方」が3割 発達障害で専門医(共同通信 昨年3月)
国立精神・神経医療研究センターの資料・コメント。