事務所。
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上田 埼玉県知事「拉致問題の会がこのように盛り上がっている事自体“不愉快”。何十年もかかっており、ご家族のつらさは、想像に余りある。
拉致担当大臣に私は4月に会い、何かあった際には、それぞれの大使館で、拉致被害者を保護する方法について話した。
声を大きくして行かなければならない。県議会議長・県議会超党派の拉致議連などの皆さんの力によって」。
(県議17人、衆議院議員1人、狭山から私の他3人出席。出席者450人)
拉致被害者家族会代表 飯塚繁雄さん(体調がすぐれず、初のメッセージ朗読)
「一番大事な人生の時間を奪われている。
40年間、帰国出来ない事が大きな問題。結果が出ないもどかしさは、言葉に出来ない。『不作為』状態が長く続いた事が今を招いている。
北朝鮮のミサイル・核実験の問題のみに話題が集中し、拉致問題の議論・分析が全くなされていない事が問題」。
特定失踪者家族会代表 藤田隆司さん
「私の親族は2人が失踪。叔父・兄が失踪し、叔父は生きていれば86才(写真左)。
兄(進さん)は13年前に北朝鮮の拉致が判明している。日本人883人が特定失踪者。日本人は誰でも拉致された可能性がある。狙われたら必ず拉致された。戦後日本は平和だったのか。拉致が分かっていたのに、『放置』した事が拉致を拡大させた。日本は国民を守って来たのか。残念なのは、ミサイル・核問題が優先され、拉致問題が陰に隠れている。日本で家族と再会したい。願いはそれだけ。
国際刑事裁判を来年初め頃から、始めて行く為、準備している。
金賢姫は日本人パスポートを持っていて、大韓航空機爆破事件が成功していたら、金賢姫は日本人とされた。
拉致の署名活動をしなくていい日が来る事を願っています」。
【拉致被害者ご家族】の皆さん
(写真右から、手話通訳者)
特定失踪者家族会代表 藤田隆司さん、田口八重子さんの兄・姉、(拉致被害者家族会代表)飯塚繁雄さんの妻、藤田進さんの親族、藤田慎さんの弟、佐々木正和さんの姉、佐々木悦子さんの母。
拉致被害者 横田めぐみさんのお母さん
「埼玉県民の皆様には、いつも署名活動などに、本当にご尽力頂いて、ありがとうございます。
北朝鮮に幽閉された状態で、めぐみは、どうしているのだろう。ニセの遺骨が送られて来た。日本の政府がなぜ何も動かないのか、分からない。
お父様・母様の中には亡くなられた方もいる。一声だけでも声が聞きたい」(8月10日収録)。
【拉致被害者 横田めぐみさん】の弟、横田拓也さん
「たまたま、うちの姉が拉致されただけ。沿岸だけなく、海の無い所も。
姉が拉致された日、廃墟になったホテルに引きずり込まれたのかもと思い、母と弟と入って探した時は、本当に怖かった。父は犬の散歩と称して普段、姉の姿を探していたのだろう。母は、海岸のカップルの車をのぞき込んだりもした。身代金などの脅迫電話が、時々かかって来た。刑事ドラマが、TVのこちら側に。玄関には警察官の靴が並び、逆探知機があった。
父は子供の前では泣かなかったが、風呂場で泣いていて、子供ながらにつらかった。拉致の実名公表の是非について、母・弟は反対だった。今思えば、実名を上げて良かったと思うが、相手を知らないで上げたのは、勇気の判断。
『拉致事件』ではなく、拉致『疑惑』と報道されていたので、国民に「事件じゃないでしょ」と思わせ、この問題の解決を遅らせた。姉が拉致されて40年(1977年)。年表で見ると数行。人の人生では例えようの無い長さ。特にあちらの国では、毎日の食事、暖を取る、発言・移動の自由が無い。拉致被害者の生存・死亡発表は、北朝鮮の都合。誰1人死を裏付ける物は無かった。日本人の民意を北朝鮮は見ている。北朝鮮国民も被害者。『人権外交』を。北朝鮮はメンツを重んじるから、嫌がるはず。米政府は北朝鮮を『テロ支援国』指定を。日本政府は誰1人、拉致実行犯を逮捕出来ていないので、逮捕を。
北朝鮮から日本人5人が帰って来た時、5人が誰なのかは事前に分かっていたが、父はタラップの下で、もしかしたら最後に姉が帰って来るのではと、期待していた。弟はラジオを車で聞き、涙で運転が出来なくなった。
皆様には、声やSNSで拡散を。特に海外へ。
親は80才を超えており、世代代わりは絶対に許されない」。
集会終了後、拓也さんに私の取り組みを話しました。
記者会見。拉致被害者 横田めぐみさんの弟、拓也さん
「親世代に、時間が無い。年内中に日本政府は、答えを出して欲しい。米・朝関係は厳しいので、日本がリーダーシップを持って。政府認定されてない方も含め、人権蹂躙問題なので、アメリカ政府に直接訴えて行きたい」。
記者からの質問「『小泉訪朝から今年15年』だがどうか?」
拓也さん「節目はあると思うが、あまり節目は意識しておらず、とにかく今日・明日返してと思っている」。