日本の電力は、静岡県の富士川を境に、東が50ヘルツ(ヨーロッパ式―ドイツ製)、西が60ヘルツ(米国式)と周波数が違う。東日本大震災では、計画停電で、それが問題となった。その違う周波数の互換性をつなぐ変換所である(静岡県浜松市佐久間町)佐久間周波数変換所(ウィキ)を視察。
電気の周波数を、富士川を境に、日本の西で使用する60ヘルツに変換する機械。
運営会社:電源開発(大間原発を建設中。全国各地の電力の卸会社)。
普段は運転されておらず、緊急時に不足しているほうに供給する。
平成3年時、電力需要が多く、1200ギガW。過去最大。
19年度、中越沖地震で、柏崎原発が停止した事に対応。460ギガW。
東日本大震災があった23年度、569ギガW。1時間あたり30万キロW。国内3か所で、合計120万KW(大きな原発1基分くらい)。東電60万KW、中部30万W(震災時10万KW)。
6月1日まで稼働したが、関西電力のほうが足りなくなった為、終了。
愛知県春日井市で遠隔管理している。
50・60ヘルツどちらでも発電できる発電所がある(佐久間ダム発電所、佐久間第2発電所、秋葉第1・2・3発電所の他、中部電力にもある)。
既存の発電所の周波数を変える場合、モーターも変えなければならなくなる。
夜は東京電力の管理職と腹を割って意見交換。
①東日本大震災で福島原発事故時の東電社長が実際どうだったのか。
②福島原発で先日、配電盤コードをネズミがかじって停電になり、復旧に時間がかかった真相について。
③停電事故時の行政と東京電力との連絡連携について。
それぞれどんな話だったのか、オフレコなので書けませんが、今後活かしていきます。