2013年5月10日の活動

全国地方自治体議員民主党研修会(都内)。
民主党幹事長、細野剛志 衆議院議員講演「民主党改革創生」。
①社会保障
 衆議院解散前に自民・公明党と3党合意をしたが、年金をはじめとした社会保障改革の議論は始まっていない。
 社会保障の実務者会議は「国会が不正常・忙しい」との理由で4月4日から議論されていない。
 自民党の人達は社会保障の大切さと、国民の気持ちが分からない。社会保障は、経済のお荷物だと思っている。社会保障改革を彼らに任せる事は出来ない。
②改革
 民主党は「改革政党」。議員定数80人削減法案を民主党は提出しているが、未だ議論されていないのは、消費税増税で国民の負担をお願いしているので、許される事ではない。
③憲法
 国民が主役だから民主党と言う名前。国家主義が自民党の根源。
 吉田・岸総理の末裔の2人に、歴史の正しい認識があるのか。
 96条だけ先行して、フリーハンドにさせる事は許されない。
 自民党が野党になった時は、大物も含めて14人が離党したが、民主党は4人。
 民主党を必ず復活させる。

浜矩子 同志社大学大学院ビジネス研究科教授講演「グローバル時代の浦島太郎」。(ユーチューブでも先生の講演は見られます)
安倍政権について
①戦前の大日本帝国を取り戻したいのかと思われる。
②浦島太郎型の公共事業の復活。
 焼け跡経済の日本では今はない。バラマキ型。お金も無いのに。
③円安神風型輸出立国。
 輸出企業は相当輸入に依存している。国内で製品を100%造っているわけではない。
 円の暴落の危険も近づいて来ている。今日、円が100円を超えた。
④デフレ化のバブル。
 上り下り両方のエスカレーターに同時に足を置くのと同じ。
 バブルをつくろうとしているのであって、経済を何とかしようという事ではない。
 リフレとは、しぼんだ風船を再び膨らませる事だが、今やっているのは、リフレ政策ではない。バブルの風船は膨らんでいるが、経済の風船はシワシワのまま。
 江戸時代、結局娘を身売りさせたような、生活防衛型の投機だとすれば、危険。
 90年代イギリスが経験した。地方で失業率が20%を超え、首都ロンドンはバブル。ロンドンと地方救済のどちらを大事にするか、判断を迫られた。
 日本企業は今、賃金を一部で上げる一方で、政府に望んでいるのは、労働法の改正で、非正規雇用を更に厳しいものにしようとしている。
⑤金利について。
 政府は日本銀行への金貸し業者になっている。国債発行の70%を日銀にまかなわせている。
 安倍政権は、銀行券ルール(日銀が引き受ける国債の総額を、日本銀行券の流通総額以下に収めるという政策目標の事)と、国債と市場介入を見えるようにして来たルールの2つをやめてしまった。白川総裁はよくやっていた。
 金利を本当は上げたいのだが、国の借金問題を抱えている。金利が動く状態を取り戻さなければならない。ではどうするか。“国家破綻”し、国民が破綻しないシステムを考えなければ。誰が泣き、誰に返すのか。ヨーロッパ・ギリシャでその方程式が見えて来ている。
 『国民資産と借金総額』の議論はおかしい。企業の借金と、社員の貯金を言っているようなもの。国家の反逆罪とも言うべきもの。
 1970年代半ば、アメリカは超インフレで、物価統制を強権した。
 ハイパーインフレがヒトラー政権を招いたドイツ。
 いま必要なのは、成長でなく、分配。豊かさを分かち合えていない。縮小均衡と言っているのは、おかしい。
 鳩山総理が読み上げた初心表明演説は素晴らしく、もう一度読んでみて欲しい。

所沢市議と会合。
狭山に戻り、市民意見交換。
県庁。調査。経済政策。
(終電で帰宅)

ハクチョウの赤ちゃん人気 狭山・智光山公園で4羽ふ化5月10日埼玉新聞


敦賀原発真下に活断層 もんじゅ“運転禁止命令”(映像)テレビ朝日5月15日16時43分
 原発を建設して来た自民党政権時代は、原発の下に活断層があろうが無かろうが、構わず、建設して来たのだろう。
 高速増殖炉もんじゅで1万件近く点検をしていなかったなんて、福島原発の教訓が活きていない。