2013年2月21日の活動

県議会。来年度予算案説明。
 昨年の県内交通事故死者数は200人で、全国ワースト2位である事もあり、通学路で歩道未整備箇所の交差点部分に、たまり場を整備する。
 路線バスの利用促進。バス路線維持対策、23路線に補助。
 私立高校の授業料負担軽減補助金は来年度も、全国トップレベルを維持。
 東日本大震災での県民被災者4千人。県内への避難者、現在4037人(一番多かったのは震災の年の9月5142人)。

こども安全課長。
 (埼玉県アンケート:児童養護施設など退所者、精神面と生活面で不安定さを抱え 直後に孤独感・孤立感、3/4が3年未満で辞職毎日新聞2月1日)
 虐待などを受け家庭で生活できない児童生徒が暮らす児童養護施設を退所した人を対象に県が実施したアンケートで、回答者の半数近くが「施設退所直後にまず困ったこと」として「孤独感、孤立感」を挙げた他、約4分の3が退所後に就いた仕事を3年未満で辞めており、退所者が精神面と生活面の両面で不安定さを抱えている事が浮き彫りに。困った時の相談相手としては、8割近くが「施設の職員」を挙げた。施設側からは県に「入所者のケアに時間を取られがちなので、退所者のケアのためには人手を増やして欲しい」との意見が寄せられているとの報道を受け、打ち合わせ。
 「児童養護施設」は原則として18才で退所しなければならず、その後自立を目指し共同生活をする「自立援助ホーム」は県内に6か所(狭山市の近くだと日高市)にあるが、入所者は県内21人。一方で県内の児童養護施設を18才になった人が1年で60~70人退所している(支度金は29万円弱渡されている)ので、自立援助ホームへの入所は一部。

疾病対策課。狭山市をはじめ県西部地区のNICU(新生児特定集中治療室)の体制整備について。
 西埼玉中央病院はベット9床あるが、医師が確保出来ず、新規を受け入れられない。週1日は医師が確保出来たが、あとは「○日は来れる」という医師の確保状況。寄付講座を活用出来ればと思う。
 国立埼玉病院(和光)は昨年5月新たにNICU設立。3床。他病院からの受け入れはまだ。
 川越の埼玉医大病院のNICU既存施設は4月までに改修工事が終わる予定で、現在は30床で、スタッフ確保出来れば60床へ。
 県内NICUは現在95床。NICUの基準は、3床に看護師1人配置。

大気環境課副課長。
 TV・新聞で話題になっているPM2.5(微小粒子状物質) の埼玉県の状況と対応について。
 今年1~2月上旬までの埼玉県内のPM2.5の数値は、昨年同時期と比較して大きな変化は無く、中国からの影響は今のところ小さいとの事。
 数値が比較的高い日は、気象の影響で、風が無く、滞留している日。
 季節的にPM2.5の数値が比較的高いのは、秋・冬。特に11月が比較的高いのは、田んぼで稲わらを燃す影響。 県では平成13年から簡易的に測定。22年から試行的に測定開始。現在県内22か所で測定中。

 

PM2.5(微小粒子状物質) 埼玉県内は平成13年と比べ、減少して来ている。

 

PM2.5測定器を県内で増設。

 

 PM2.5の環境基準値は1日の平均値が35マイクログラム(基準は米国と同じ。中国は75。中国と埼玉は2200キロ離れている)。
 ここ1年間で基準値を超えた日数が一番多い場所は、26日間でさいたま市三橋だが、ここは国道17号沿線で車の影響が大きく、住宅街で参考になるのは、鴻巣市の12日間。さいたま市役所10日間(さいたま市役所はまだ測定半年。ただし秋冬は含まれる)。
 1日平均で最も高かった県内地点は(23年度)、幸手66マイクログラム、さいたま市三橋61、美女木61、八潮57(以上いずれも11月)。鴻巣54(5月)。
 1時間あたりでも、高くて100マイクログラム出る所がある程度。
PM2.5が過去と比べて現在減った理由は、①トラックのディーゼル排ガスを規制した事②廃棄物焼却施設の施設改善③VOC(揮発性が高い粒子状物質)が平成12年と比べ半分以下に減った事。
 私から県担当課に「PM2.5の埼玉の状況を、中学生や一般の方が分かりやすいような説明文を作成して頂きたい」と発言しました。
 TV・新聞では、埼玉も含め首都圏でも、中国の影響を受けて高いような印象を受けたので、今回詳しく調査しました。

道路環境課。
 橋の耐震補強工事、緊急輸送道路(県が指定)の県内132橋は、101橋完了(来年度末)し、27年度に完了。
 県道以外の緊急輸送道路は3市町にあるが、橋は無し。
 県が管理する橋は2560。耐震補強が必要な橋は302。緊急輸送道路以外は170、そのうち22橋は工事済み。
 市町村が管理する橋は約1万4千。うち長さ15m以上の橋1800弱。うち千が補強工事が必要で100強が工事終了という状況。

都市計画課。
 緊急輸送道路の下水マンホール1600基。液状化して道路の上に浮き上がらないよう、27年度までに工事。
 狭山市内の37基を、今年度調査した結果、工事の必要はなかった。

 (脱原発・地球温暖化対策の為)道路照明灯のLED化について聞く。
 県道の照明灯3万基のうち、800弱をLED化済み。LEDにすると消費電力は40%減。
 道路照明灯の老朽度合は、クリーム色の柱が古く、7千基ある。30年以上経っている柱が半分。銀の柱は比較的新しい。
 緊急輸送道路で老朽化した照明灯1400基を優先して変えていく。

消費者行政充実埼玉会議幹事・県生協連の方と会合。県消費生活条例改正(訪問販売)について。
 私からざっくばらんに意見を申し上げた。
議会事務局。調査してもらいたい時の対応は的確で速く、有り難い。
新聞記者と意見交換。
(終電1本前で帰宅)