詐欺被害 昨年県内ワースト5だった警察署管内の今年1~5月末時点
被害額では県内72市区町村中、狭山市は6番目に多い状況。狭山警察署では狭山・入間市のシニア世帯を戸別訪問し、注意喚起しています(昨年も実施)。
⇩こちらはデータを県警にお願いし、私のほうで表を作成、市役所に情報提供しています(昨年、狭山署管内の水際防止率は0.7、通報率は5.9でした)。今年の川口の防止率(水際防止件数を被害件数で割る)は3.4倍で、すごいですね。
市区町村別 詐欺被害 (1~5月末)
市区町村別 詐欺被害 (1~5月末)
警察署別 詐欺被害・予兆通報(1~5月末)
【コンビニでプリペイドカードを購入させる】架空請求
昨年1年間の架空請求被害件数を、今年5月末で既に超えています(埼玉県)。特殊詐欺全体の被害は、昨年5月までと比べ、43件・約3億円多い状況です。
⇩(このデータを個人的に分析していて)昨年1年間の詐欺水際防止箇所で『銀行よりコンビニ』は2割多い程度だったのに、今年5月末までで2.4倍もコンビニのほうが多いのは何か理由があるのでは?と思い、県警に聴いたところ「プリペイドカードを購入させる架空請求が多い事が大きな理由」との事でした。
少しでも疑問に思ったら、消費生活センター(電話番号全国共通「188」)に電話を。
詐欺被害件数全体は昨年5月までと比べ、1割増。架空請求は昨年5月までと比べ、4.3倍。<県警HP>
『架空請求』の被害にあった人の多くは、プリペイドカードを買った事がない人ではないかとわたし的には想像します。レジでプリペイドカードを何枚も買おうとしている事に店員さんが気付く以前に、プリペードカードの陳列棚の前で立ちすくんでいる事があるのではないかと思います。
詐欺・強盗防止の観点から『生体認証』銀行カード(指の静脈で認証)
市内で、生体認証機能のキャッシュカードが発行できる信用金庫は無いですかね?(銀行は全て生体認証カードがある)
市民の方から「詐欺防止には、カードを生体認証にしたほうが効果的。本人以外の家族(代理人)も1人までは生体認証を登録できるから」と言われました。生体認証のカードを作るのに1100円かかり、コンビニのATMでは生体認証ではなく暗証番号での利用となるそうですが、コンビニなど生体認証が使えないATMでは取引できないように設定したり、少額に設定する事が出来る(三菱UFJ銀行の生体認証カードは、生体認証対応ATMでしか使えない)そうです。
「これさえやれば完璧」は世の中には無いので、複数の方法で具体的に改善出来たらと思います。
生体認証キャッシュカード、実は不便 デメリットや発行できないケースまとめ―ネット銀行