資料作成。
関東ブロック司法書士会協議会主催市民公開講座
「子供達の今~未来の為に、私達が出来る事~」(川越)
『難民高校生~絶望社会を生き抜くリアル~』
(一般社団法人)女子高校生サポートセンターColabo代表理事 仁藤夢乃 氏。
「高校生などの補導が厳しくなり、見えない世界、スマホで助けてくれる人を探す。
家で眠れないから、学校で寝ていると先生に怒られるが、それでも家の問題を先生に言えない。家の洗面所やキッチンに行くと、親に色々言われるのがイヤだから、歯も磨けず、ボロボロになる。
児童相談所は夜間・休日やっていないので、警察に駆け込んでも避難出来る所ではないので、親に連絡して返される。友達の誕生日などの為のお金が無く、パンツを売ろうとして車の中でレイプされたりした。親と利害関係の無いケースワーカーがいれば。高校生など若い人に自立と言われるが、自立は孤立する事でなく、人に相談できる事。
高校中退だとバイトも信用が無くて、採用されなかったりする。家で水道代などがもったいなくて、コラボ事務所で洗濯する子も。海外の子供はかわいそうってなるけど、日本の子供は努力が足らないとなる。
女の子を搾取する若いチャラチャラした人が、支援する側に回れば。
埼玉の子が沢山相談に来ている」。
虐待や貧困で、親に頼れない女子高生たち。
友達とファーストフードに行っても自分だけ水で我慢する、文化祭で着る揃いのTシャツ代1500円が払えない。
お金が無い事を知られるのが恥ずかしいから、興味が無いフリやダイエットを口実にする。親にお金の事を言い出せないので、スマホで稼げるバイトを探す。「いいバイトないかな」とつぶやいたらバイトを紹介するという人が現れて、レイプされる。受け取った5000円で上履きを買った女子高生。虐待などで家に帰れない女の子に近づくのは、買春する人と風俗にスカウトする人の2種類。
そんな女の子たちに、安全な居場所や食事、今どきの女の子が身に着けるかわいい洋服や香りのいいシャンプーまで提供する一般社団法人Colabo。
代表の仁藤夢乃さん自らも親が離婚し、引き取った母親との折り合いも悪く、1か月のうち25日を100円マックや漫画喫茶で朝まで過ごした。かわいい服を身に着けたり、香りのいいシャンプーで髪を洗うことは必要な事と言う。それができないから、危険なバイトに流れてしまう女子高生が大勢いる。
私たちができる支援の最初の一歩は、知ること。サイトもご覧ください。
女子高生サポートセンターColabo
本の売り上げの一部も、彼女たちの支援になります。
「離婚の時、養育費の取り決めに行政の支援が無く、取り決めが無いと子供の貧困に大きくつながる」
社会福祉士 藤田孝典氏。
【私達が育った時代と、今の子供達・若い人の時代】どちらが皆さんはいいですか?
今の時代は、子供が物心ついた時には『人口減少・超高齢社会を支える世代』と言われ、『21世紀』という言葉に大人が夢を語らず、虐待・育児放棄が多く、発達障害と言われ同じクラスに居れず、正社員になれず、株主への配当は上がって社員の給料は低く、格差が拡大し、先行きの不安があり、年金に世代間や官民格差があり、政治不信は増幅し、今後の変化がとても大きい時代。
私達の時代がどんな時代だったか、思い出してみて下さい。
私達の時代とは違い過ぎ、マズいと思っています。子供達に「無限の未来」とか言えない。
虐待・育児放棄された子は、ホルモン分泌に悪影響があり、心の傷(トラウマ)になって、大人になってもストレスにうまく対処出来にくくなる。
写真はNHKドキュメンタリー『シリーズ医療革命 キラーストレス第2回 ストレスから脳を守れ』
子供の頃、頻繁にイジメにあうと(脳の扁桃体が大きくなり)、大人になって(30年経ってから)も、人よりストレスに大きな影響を受け、うつ病になったり、自殺を考える人が比較的多くなる。
あなたが悪いわけではありません。自分を責めないで。
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虹、見える?
「虐待されている子供、親に見捨てられている若い人を、救えますように」と祈ってしまう。
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