【10代の妊娠について考える】講演会(大阪府産婦人科医会主催。日帰りで出席)
中学生以下の妊娠に関わった医師もいる。
SNSで知り合い、妊娠が分かったら連絡が取れなくなる人もいる。(インターネットの問題を学校で教えてはいるが、個別に対応しないと、意味が薄い)
【13才~19才の妊娠】
どうしてこうなったのか、単に人数だけでなく、理由と対策を行政は考え取り組まなければ。広く浅く啓発する現在のやり方では、限界が既にある事を肝に銘じて。
埼玉県庁は、このような資料を持ってもいないだろう。
【未成年の中絶は2万人】(中絶全体の1割)。
写真のグラフで見ても、未成年の千人に10人=100人に1人。出産している人もいるので、未成年の妊娠はこれより多い(後述)。
(講演された阪南中央病院の周産期センター長さんに個人的にもお話を伺いました)
全国の未成年者の出産数と中絶者数(阪南中央病院は、他の病院より、積極的に未成年の母を受け入れている)
【母子家庭が、子育て家庭の6.8%(全国)】の中で、1人親家庭での未成年妊娠が多い。
通信制高校に託児所が中々無い。
レイプされたり、誰の子か分からず、出産した子供は、どうなっているかの例
県立高校校長『若年妊娠、その先。出産を選択した時の高校就学継続』
〈具体的生徒の事例〉
・16才で出産。母親の出産も同時期だった。
・姉妹で在学中に出産。
・相手が誰だか分からない。
・子供(生徒)の居場所が無い。親が無関心。
就学を断念する生徒を出させない。高校に託児室がある。妊娠・出産以外の多岐に渡る生徒対応。妊娠・出産では驚かない。精神疾患・薬物・収監。休学は最大2年で、それ以降、再受験も。
『意図しない(望まない)出産』が日本は、他国より多い(若い人に限らず)。
【妊娠しても病院に行かない実態調査】
未受診や飛び込みによる出産等実態調査報告書 大阪産婦人科医会 2014年3月
虐待殺人との相関関係あり(P2)。
出産の250人に1人が病院に行かない(P6)。
病院が関わっていれば、子供のその後にいい影響があったと思われる事例は存在している(P7)。
未成年妊娠には別の対応が必要で、大阪では行っている(P8)。
10代・30代の虐待殺人に類似性(P11)。
虐待を受けた子供が、妊娠して病院に行かない(P24)。
母親の育児環境と虐待(P38)。
市町村別、未受診状況(P40)。
年齢別、未受診(P41)。
妊娠時からの虐待予防策(P49)。
大阪産婦人科医会で報告書を作成された委員長さんなどにお話を伺いました。
「『緊急避妊薬』を処方する時の医師の関わりが、1番指導出来る場なので、大事」とおっしゃっていました。
性交後、72時間以内に緊急避妊薬により避妊できるのは80%くらいとの事。書けないような話も伺いました。
大阪府/未受診や飛び込みによる出産等実態調査について 大阪府公式ホームページ
妊娠してお金が無くて困って、ネット検索すると出て来る多くが、サラ金の案内。しかし、別の方法がある。
その他の相談窓口。|にんしんSOS
全国の乳児院134施設、定員3859人。
児童養護施設602施設、3万3千人定員、2万8千人。滞在平均5年、最大18年間。
思春期に入ってから、親が投げ出していた事が低年齢化し、小学低学年の年代が2番目に多くなっている。
乳児院の入所のうち11%が10代の妊娠。
不妊治療に42才くらいまで挑戦し、その後、里親を選択する期限は、45才くらい。里親になるには、あまり時間が無い。
児童相談所の仕組みなど、虐待対策の取り組み方を変えないと、子供は救われない。
「社会全体で」と言う前に、変えなければならない事が山積みのままだ。
講演会では、赤ちゃんの小さな手に、四つ葉のクローバーが握られている写真がありました。
県民を守るのが、県庁の唯一最大の仕事。
【『首都圏の住みたい街』で、狭山が順位を上げるには?】
県内ランキング①大宮②浦和③川口④武蔵浦和⑤川越⑥さいたま新都心⑦所沢⑧南浦和⑨草加⑩和光市。埼玉の南・東部がほとんどですね。
「いずれも駅周辺でマンション建設が進む」と書かれており、狭山市を考えると、今恐らく建設中は1棟しかないのでは?
若い人が結婚しても住み続け、老後を駅の近くでバリアフリーで暮らしたいと思う方には、マンションが必要ですね。
首都圏住みたい街5位に大宮・・・品川と並ぶ 県内駅で過去最高順位に 埼玉新聞 11月4日