『巨大地震に学ぶ実践防災』講演 危機管理防災アドバイザー 山村武彦氏
「ホールの各イスの下には、ヘルメットを置くべき。
世界で起きる地震の5回に1回が日本。熊本地震の発生確率は0.9%だった。発生確率に一喜一憂しないように。熊本地震では、震度7で電柱が倒れ、車が横倒しになった。子供を下宿させるなら、2階に。『余震』でなく『後震』といった言葉に変えるべき。連続地震に耐えるようになっていないから、2000年以降の建物も2回目以降の地震で倒れた。震度6弱が3日間で7回、それも夜中に多かったから、車中泊に。
駐車禁止マーク
駐車禁止など、禁止マークの形は『NO』から来ているから、線が左から下になっている。丸覚えでなく、本質を理解せよ。
災害直後、ぼう然自失になる人が75%、取り乱す人15%。防災訓練ごっこ、形式的訓練やっていると、いざという時、ショック状態になる。生き残り訓練を。
関東大震災の時、14秒間は小さな揺れ。その後では何も出来ない。
メモした人は4割、話を整理して誰かに話す人は9割覚えている。
地震時、訓練だと思って、すぐ動いて。
922人が避難所で関連死した阪神大震災(死者全体の14.3%)。避難所に行かなくて済めば、そのほうがいい。家の『安全ゾーン』を作って『在宅避難訓練』を。冷蔵庫は止まれば水浸し。トイレの換気扇が止まったら、臭う。
災害で被害者・加害者にならない。東京電力も、加害者。
地盤を考えて、建築確認を。
金庫5700個・23億円が、東日本大震災で津波に流された持ち主に届けられた。
県不動産協会の本部長さんと、私が県に提言住宅している耐震対策について話しました。
ホールのヘルメット設置について、早速、県庁に提案しました。
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さいたま市見沼区。
関東大震災の時に、殺された朝鮮人の方のお墓参りに、高橋隆亮さん宅を訪問。お話を伺いました。
「関東大震災の際、当字に於いて死亡」と刻まれてある。
朝鮮の「朝」の字も、戒名に刻まれている。つゆという文字も。
埼玉県内で殺され、名前が分かっていて、お墓に埋葬されたのは2人だけ(もう1人は、寄居の駅近くのお墓に)。
殺された朝鮮人が東京から逃げて来たかは定かでなく、北浦和方面から来た事だけが記録に書かれている。
何人が殺害に関わったかは不明だが、集落の組長が、殺害に関わった人のうち、若い人5人に警察に行ってもらった。
関東大震災での事以外に、吉見町の河原には当時、朝鮮人の住みかがあって、大雨で流されたりしたとの事でした。
殺された場所には、今は公共施設が建っているさいたま市片柳コミュニティーセンター・片柳図書館
自警団に殺された朝鮮人。「浦和」と書いてあるこんな事が埼玉であったなんて、ほとんどの人が知らない
関東大震災時、大宮在住者の「戒厳令下だから、朝鮮人を捕えれば、勲章がもらえると思っていた」との
本人証言が書かれている「竹やりで突かれ、腰を切られ」と書いてある他、そうなっていく経緯が書かれてある。
上尾在住者の朝鮮人を護送した証言。護送され、皆殺しに。
朝鮮の学生との会話が痛々しい。
自分の住んでいる町で、災害が起きるというリアリティが大事だと思う「浦和駅前の中仙道」と書かれてある
広島『原爆の火』から火を分けてもらって、火が灯っている火が見えますか?(灯篭の中)
関連掲載:2016年9月5日の活動 埼玉県議会議員「中川ひろし」オフィシャルサイト
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狭山に戻り、入曽地区の方と会合。まちづくりについて意見交換。
(0時過ぎに帰宅)